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浜松で地元産素材使った「出世カクテル」企画-市内のバー4店がそれぞれ考案

浜松産の素材を使ったカクテル。左=「三方原じゃがテル」、右=「梅月夜」

浜松産の素材を使ったカクテル。左=「三方原じゃがテル」、右=「梅月夜」

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 浜松のバー4店で現在、地元産の素材を使用したオリジナルカクテル「出世カクテル」を提供している。

フレッシュフルーツや緑茶を使ったカクテル

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 浜松市が街をPRする「出世旅プロジェクト」の一環。今年の1月から同プロジェクトでは、地元産食材を使った企画「出世飯」を展開してきた。

 3月20日から始まった「出世カクテル」は、食後に飲む酒でも浜松産の素材を味わってもらおうとオリジナルカクテルを提供するもの。企画に賛同した浜松市内のバー4店が参加する。店が得意とするジャンルのカクテルを、必ず地元産素材を使うなどの条件と結びつけたり、ほかの店にない珍しいカクテルを作ったりするなど各々が試行錯誤し考案している。料金はきりの良い金額にするため、統一価格の1,000円で販売する。

 「オーガニックダイニングバー Orga(オルガ)」(中区肴町)では、浜松産のジャガイモとタマネギを使った「三方原じゃがテル」を提供する。野菜をミキサーにかけてピューレ状にし、生クリームと牛乳、ベースとなるウォッカを混ぜシェイクする。「ジャガイモのスープ『ビシソワーズ』のようなクリーミーな味わいとなっている」と店主の鎌田高彰さん。

 「A-LUCK(アラック)」(同)は、家康の側室だった「阿茶局(ちゃあのつぼね)」をモチーフに、米焼酎を使った「梅月夜(うめづきよ)」を提供。家康が好きだったと言われている梅と酸味を効かせるクランベリーを加え甘酸っぱい味わいにした。「アルコール度数も8度ほどに抑え女性でも飲みやすくしてある」と店主の伊藤文人さん。

 「THINK(シンク)」(中区板屋)は、浜松で栽培しているマンゴーやグレープフルーツ、ピオーネなどを使った「浜松産フレッシュフルーツのカクテル」を提供。ほかにもイチゴやスイカなど季節ごとに旬なフルーツも用意し、客の要望に合わせたカクテルを提供する。「浜松にもおいしいフルーツがあるということを伝えられれば」と店主の鈴木宏明さん。

 「Classic(クラシック)」(中区田町)は、浜松産の粉末抹茶と地酒「出世城」を使った「緑茶のフローズンカクテル」を提供。ミルクを少し加えることで抹茶の渋みや苦味を抑えたクリーミーな味わいに仕上げる。「和風な日本酒の風味を味わっていただきたい」と店主の勝又雅人さん。

 それぞれのカクテルは「少し変わったアイデアで面白くておいしい」と客からも好評だという。「それぞれの店の特色を活かしたカクテルとなっている」と同プロジェクト担当の大波徳明さん。「県外から来たビジネスマンにもぜひ飲んでいただきたい」とも。

 来年3月31日まで。

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