浜松城公園で花見に合わせモザイカルチャー展示-家康くんモチーフの大型作品も

家康くんのモザイカルチャー作品

家康くんのモザイカルチャー作品

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 浜松城公園で現在、植物で作る造形物「モザイカルチャー」の展示が行われている。

見頃を迎えている浜松城公園の桜

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 動物やキャラクターなどの骨組みを作り、表面にさまざまな植物を植え込み造形物を作る同作品。「浜松モザイカルチャー普及協会」は浜松にモザイカルチャーの文化を広めるため作品作りの教室を開いたり、イベントに出展したりなどの活動を行っている。今回、多くの人が集まる浜松城公園の「さくらまつり」の期間に合わせて展示することにした。

 作品は浜松市役所西側に面する同園の通路に設置。作品数は15点。車をモチーフにした30センチほどの小さな作品から、「出世大名家康くん」が馬に跨(またが)る3メートルほどの大きな作品まで、さまざまな形の作品を展示する。小型の作品は教室を開いた際に作ったもので、家康くんの作品は昨年開催された「浜名湖花博2014」に出展したものをベースに、植物を植え直し新たに作った。「お花見とともにモザイカルチャーも見て楽しんでいただきたい」と同会代表の小楠一さん。「もっと多くの市民に親しんでもらえるよう活動していきたい」とも。

 ソメイヨシノを中心に約360本の桜が植えられている同園。3月31日現在の開花状況は7分~8分咲き。「咲き始めるのは少し早めだったが、寒い日が続いたため見頃の時期は例年と同じくらいになった」と、同園を管理する浜松公園緑地協会の中村美佳さん。日本気象協会は4月2日に満開を迎えると開花予想を発表した。

 さくらまつり開催期間中は園内にぼんぼりを設置し、21時まで点灯し桜を照らす。浜松城天守閣の開場時間も通常16時30分までのところ19時30分まで延長し、暗闇の中に咲く桜を高い位置から見物することができる。

  「まだ外は肌寒いが天気がよければ花見にも最適」と市内在住の植田直樹さん。同じく市内在住の小粥範子さんは「これまであまり来る機会がなかったが、桜もきれいでこんなに良い場所だとは思わなかった」と話す。

 浜松城天守閣の入場料は高校生以上=200円。4月5日まで。

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