浜松・和合北に9月7日、空揚げ専門店「浜松からあげ 家康」（浜松市中区和合北、TEL 053-412-2154）がオープンした。

しょうゆ、ニンニクなどが利いた味わいの「極（きわみ）からあげ」

　飲食店のコンサルティングやシステム事業を行う「小岩井」（東区原島）が運営する同店。会社は4月に設立し、コンサルティング業のほかに飲食業を行うことも視野に入れ準備を進めてきた。全国的に増えている中で浜松には少ない空揚げ専門店の出店を計画。今回のオープンに至った。

　テークアウト専門で、テナントのカウンター越しに商品を販売するスタイル。「純粋に消費者の声を聞きたい」という考えから住宅地に店を構えることにし、人を喜ばせることを重要視していたという徳川家康の名前にちなんで店名を付けたという。

　空揚げには地元の「加藤醤油（しょうゆ）」（中区寺島町）のしょうゆ糀（こうじ）を使用。すり下ろした生のショウガを混ぜ、鶏肉を1日漬け込むことにより、しょうゆ糀の味が染み込み肉が柔らかくなるという。一般的に180度ほどの油で揚げるところ、同店では低めの160度で長めに揚げる。そうした手間をかけることで、外はサクッと、中はふわっとしたジューシーな味わいに仕上げる。

　しょうゆ、ニンニクなどが利いた味わいの同店メーンメニュー「極（きわみ）からあげ」（1個＝100円）や、秘伝のタレとニンニクマヨネーズ、特性スパイスを好みでかけて食べる鶏ムネ肉の「彩（いろどり）からあげ」（1パック＝380円）など、さまざまなバリエーションを用意。季節限定メニューもそろえており、現在はユズコショウ味（1個＝110円）を提供する。弁当メニューも用意し、「極からあげ」を入れた「から揚げ弁当」（450円）と、空揚げを食べやすい大きさにカットし、刻みのり、ごま、ネギ、秘伝のタレをかけた1日30食限定の「絶品からあげ丼」（500円）を提供する（価格は全て税別）。

　「空揚げ好きの店長がこだわりの空揚げを提供する店」と店長の田中紀至（のりゆき）さん。「地域に喜ばれるような店になれば。ぜひ足を運んでいただきたい」とも。

　営業時間は11時～20時。