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浜松で駐車場無料キャンペーン イベントと合わせ中心市街地の回遊性向上狙う

多くの来場者に期待するスタッフ

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 浜松の中心市街地で10月10日から、回遊促進キャンペーン「マチナカGO週間」が開催される。主催は浜松まちなかにぎわい協議会(TEL 053-459-4320)。

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 中心市街地に人を呼び込み、活性化を図るために企画した同キャンペーン。昨年は実証実験として「駐車場2時間無料キャンペーン」とスタンプラリー企画「発見!秋のまちなかめぐり」を実施。今年はその時に出た反省点を踏まえ、企画内容を充実させ行うことにした。

 昨年行った「駐車場2時間無料キャンペーン」は提携店舗で1円以上買い物すると2時間駐車料金が無料になるという内容。街中を歩いてもらうことも目的の一つに、駅から5~15分ほどの距離にある駐車場を対象として行った。期間中は平日平均100台以上、休日平均350台以上駐車台数が増えたが、駐車時間の平均は70分と思ったような効果にはならなかったという。利用者の約6割が1店舗しか立ち寄っておらず回遊性への効果もあまりみられなかった。駐車場2時間無料キャンペーンの提携店舗が44店舗だったのに対し、並行して行ったスタンプラリーキャンペーンの提携店舗は26店舗と統一性が無く、2つの企画がプラスに働かなかったと同協議会は分析する。

 昨年の実績を踏まえ、今年はそれぞれの企画がバランスよく機能するように検討。前回は数に差があった駐車場無料キャンペーンとスタンプラリーキャンペーンの提携店舗を40店に統一。「遠鉄百貨店」(中区砂山)や「ワイン&キッチン HACHI」(鍛冶)、「メルカート間渕」(肴町)などが対象となる。駐車場も「エコパーク」(連尺)や「ビオラ田町パーキング」(田町)、「栄町パーキング」(栄町)など10カ所に増やし、1店舗で1円以上買い物をすると1時間分のサービス券がもらえ、3店舗分で最大3時間を無料にするシステムに変更した。「1カ所だけでなくさまざまな店を巡っていただけたら」と同企画事務局の松坂亮輔さん。

 スタンプラリーは、昨年は1,000円以上買い物をするとスタンプを1つ押印。3つ集めると抽選に応募できる仕組みだったが、今回は買い物の有無にかかわらず提携店舗でスタンプがもらえ5個集めることで抽選に応募できるようにした。抽選受け付け会場は「やらまいかショップ」(肴町)で、景品には提携店舗で使える商品券を用意する。

 期間中に街中で行われるイベントに合わせた企画も用意。10月24日にはソラモでパトカーや消防車などの乗り物が集まる「浜松のりものフェスタ」が開催されるため、それに合わせ茶道具専門店「龍門堂」(千歳町)で「親子で楽しむカジュアルお抹茶体験!」を企画。「似たターゲット層の企画を用意し相乗効果で人を呼び込めたら」と松坂さん。

10月17日・18日にソラモで行われる「ザ・山フェス」に合わせ、17日には居酒屋「なごみ」(田町)が豚角煮串とビールの店頭販売を行うほか、11月7日・8日に開催される「まるたま市」に合わせアパレルショップオーナーたちによるフリーマーケットも企画する。

 「街中の魅力を伝えられる企画になっていると思う」と松坂さん。「バラエティー豊かなイベントやワークショップがそろっているのでぜひ足を運んでいただきたい」とも。

 同企画パンフレットは提携店舗や市内公共施設などで配布。スタンプの台紙はパンフレットに付く。11月15日まで。

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