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浜松に産地直送にこだわる居酒屋 東京の有名店で修業し独立

マグロの稀少部位三種類が入ったネギマ鍋

マグロの稀少部位三種類が入ったネギマ鍋

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 浜松・初生に11月3日、居酒屋「さんぼん」(浜松市北区初生、TEL 053-489-3348)がオープンした。

温度計と保温瓶で提供される熱燗

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 浜松出身の店主飯尾圭亮さんは、東京の有名店「たぬ吉」で約10年修業した後、長野出身の妻の実家で約2年農業に従事した。長野に行った理由は「酒蔵巡り」。長野は全国で2番目に酒蔵が多い地域で、まだ広く知られていない日本酒が多いことから独立に向け多くの酒蔵を回りたかったという。今回、多くの酒蔵と関係構築ができたことと、好立地が見つかったことからオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約20坪。席数は、カウンター14席、テーブル16席の計30席。店内は、木の風合いを生かした和の空間。料理が並んでも狭く感じないように配慮した奥行きの広い1枚板のカウンター席には、全ての席に座椅子を設置する。

 産地直送のマグロにこだわる同店。修業先だった「たぬ吉」と同じ仕入れ先からマグロを仕入れる。一般的に刺し身として使われる素材以外にも多くの部位を仕入れ、フライやから揚げ、鍋など幅広いメニューで提供する。

 メニューは、マグロのほほ肉や頭の肉、カマ肉をふんだんに使った「ネギマ鍋」(1,380円)や、たぬ吉でも人気メニューで、同店でも現在リピート率100%というマグロカマ肉のから揚げ「まぐろブラック」(580円)、カンパチを自家製のゴマだれであえた「胡麻カンパチ」(700円)、しょう油とこうじ、唐辛子を使った調味液で漬けた「ホタテ刺し身の三升ヅケ」(680円)など。修業先で人気のあったメニューを多く用意し、リーズナブルな価格で提供しているという。「ネギマ鍋は半額近い価格で提供している。金額はリーズナブルだが味は落としていない」と飯尾さん。手作りにもこだわり、3種類のかんきつ類を使った自家製ポン酢や自家製塩辛なども用意する。

 日本酒は、長野の酒蔵から直送されたものを提供する。「翠露(すいろ)」や、日本最小蔵で作られている「十九」、あつかん用に作られた「豊香(ほうか)」(以上600円)など約10種類を用意。あつかんは2合以上からの注文となり、湯が張ってある独特の保温瓶に温度計を刺した形で提供する。ほかにも、焼酎やワイン、ビールなど約20種類のアルコールメニューを用意する。

 「東京でも新しいと言われている料理を多く用意している」と飯尾さん。「産地直送のマグロと日本酒をぜひ楽しんでほしい」とも。

 営業時間は、17時~22時。木曜定休。

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