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浜松・雄踏町に炭焼きうなぎ新店 食感やボリュームに自信

うなぎのマークが印象的な外観

うなぎのマークが印象的な外観

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 浜松・雄踏町に5月17日、うなぎ専門店「炭焼鰻 はじめ」(浜松市西区雄踏町、TEL 053-570-8075)がオープンした。

大ぶりのうなぎが特徴の「鰻重(鰻一匹)」

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 店主の加茂裕章さんは市内のウナギ問屋「竹常」へ就職。仕事でウナギをさばいたり、各卸先へ赴いたりしているうちに、自身でもいつか店を持ちたいと思いを抱くようになった。うなぎの食べ歩きも趣味で、加茂さんが好みの味を提供する市内の関西風うなぎ店で修業。炭焼きの技術やタレの作り方などを学び、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約23坪。カウンター5席、テーブル8席、小上がり10席の計23席。店内にはプリザーブドモスをあしらい、和の雰囲気とスタイリッシュさを融合した雰囲気に仕上げた。「数多くある、市内の老舗うなぎ専門店のような重厚感は新参者にはおこがましい」と加茂さん。うなぎは注文を受けてから炭で焼き上げるため、待ち時間を楽しんでほしいとガラス張りのオープンキッチンにもこだわる。

 メニューは「鰻重(うなじゅう、うなぎ一匹)」や「上鰻丼(うなぎ一匹)」(以上2,980円)、「ひつまぶし」(3,400円)など8種類を用意。かつての就職先であるウナギ問屋「竹常」から国内産のウナギを仕入れる。ウナギのサイズが大ぶりなのが特徴で、200グラムが一般的だが同店では240グラムのウナギを使う。腹開きのウナギを炭火で地焼きという、関東風と関西風を取り入れた「浜名湖風」とも呼ばれる調理法を用いる。

 ほかにも、「蒲(かば)焼」(2,580円)や「肝焼き」(650円)など、一品料理5品を用意。地酒中心の日本酒や焼酎、ビールなどの酒類もそろえる。

 「炭火で焼くことで、表面はパリッと中はふんわり。食感を楽しんでほしい」と加茂さん。「うなぎのタレを吸収し、水っぽくなるのを避けたい」という加茂さんの思いから米にもこだわり、大粒が特徴の山形産「つや姫」を使用。うなぎと米粒のしっかりした食感が伝わる料理を心掛ける。

 「週末は観光客にも立ち寄ってほしい」と加茂さん。弁天島や浜名湖ガーデンパーク、うなぎパイファクトリーなど、観光名所から近い立地であることや、加茂さんの地元であることから同地を選択。「このエリアはうなぎ店の激戦区。まずは、地元のお客さんにひいきにしてもらえたらうれしい」とも。

 営業時間は、11時~14時、17時~20時。月曜定休。

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