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浜松・三組町に自家焙煎コーヒー店 コーヒーを通じ社会貢献目指す

入り組んだ道なりの住宅街にある店舗

入り組んだ道なりの住宅街にある店舗

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 浜松・三組町に1月1日、「鴨江珈琲」(浜松市中区三組町、TEL053-401-1810)がオープンした。

最大5キログラムまで可能な大型焙煎機を設置

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 店主の新谷達夫さんは、浜松市内にある電子楽器製造会社に長年勤務する傍ら、趣味のコーヒーに魅力を感じ、退職を機にコーヒー店巡りや、焙煎コーヒー店を目指す人向けに開講している東京・台東区の「自家焙煎 珈琲屋 バッハ」で講座を受け、大阪市にあるコーヒー焙煎機メーカー「富士珈機」で焙煎方法の学び、オープンにこぎ着けた。

 「穏やかなひと時をくつろぎの空間で過ごせる環境と、素材(コーヒー)の提供」をコンセプトに、カフェとテークアウト用コーヒー豆販売を行う。店舗面積は約12坪。席数は、カウンター3席、テーブル8席の計11席。

 店内は、「珈琲屋バッハ」と岡山県の「大和鉄工所」が共同開発した新型焙煎機「マイスター5」を設置し、格子木の扉や手作りの木製テーブル、モスグリーンが鮮やかなカリモク家具のソファと、同系色にペイントされた天井が特徴。

 「店舗設計は理想を超えるでき栄え」と新谷さん。店舗デザインは、設計事務所「Atelier TenTen(アトリエ テンテン)」のデザイナー、寺田隼さんが担当した。

 9種類あるテークアウト用の豆(100グラム=600円~)は、特徴を最大限に生かしながら焙煎し、欠点豆を取り除くハンドピックを徹底的に行ったクリーンな豆の提供を心掛けているという。

 メニューは、3種類の豆を調合したブレンドコーヒー「鴨江コーヒー」(750円)をはじめ、フェアトレードの「グァテマラ ウエウエテナンゴSHB(中煎り)」(500円)や「ケニア マサイ AA(深煎り・浅煎り)」(800円)など。シングルオリジンコーヒーは8種類を用意する。いずれもペーパードリップで入れる。コーヒー以外のドリンクメニューは4種類を用意。グルテンフリーで手作りした「ガトーショコラ」(450円)など、スイーツは2種類用意する。軽食メニューは「バナナチーズトースト」(500円)と日曜・祝日限定で「チキンカレー」(850円)を用意する。「平日の食事は近隣の飲食店を利用していただき、帰りにコーヒーを飲みに立ち寄ってもらえたら」と新谷さん。

 新谷さんは、カバキーニョという楽器の演奏家として、市内のサンバチーム「エスコーラ・ジ・サンバ・ハママツ」に所属する。店内にも電子楽器を設置しており、「いつか音楽イベントを開けたら」と夢を描く。「コーヒーの品質維持とさらなる向上に取り組みたい。地域における文化活動の協力・支援など、コーヒーを通じた社会貢献もできたら」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~18時、月曜定休。

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