浜松科学館で浜松出身のノーベル賞受賞学者「天野浩」さん特別講演

ノーベル物理学賞受賞で浜松科学館の名誉館長・天野浩さん

ノーベル物理学賞受賞で浜松科学館の名誉館長・天野浩さん

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 浜松・北寺島町の浜松科学館(浜松市中区北寺島町、TEL 053-454-0178)で3月26日、浜松市出身のノーベル物理学賞受賞者で同館名誉館長の天野浩さんによる特別講演会「世界を照らすLED」が開かれる。

館内に設置された、天野さんの功績を紹介するコーナー

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 天野さんは名城大学終身教授の赤崎勇さんと共に世界初の青色発光ダイオードの開発に成功。その業績が認められ、2014年ノーベル物理学賞を受賞、2015年に同館の名誉館長に就任。2016年には同館に天野さんの功績とLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)を紹介する展示コーナー「ようこそ!LEDの世界へ~未来を照らす青色LED~」が開設。現在は名古屋大学で、高効率パワー半導体など新たな省エネルギー及び創エネルギーデバイスの創成に向けた技術開発を行う。

 今回、小学生や中学生の春休みに合わせて、生い立ちやLED、子どもたちへのメッセージなどについて語る特別講演会を開催する。約1時間30分を予定する同講演会では、質疑応答の時間も長めに設定するという。「ノーベル物理学賞受賞者に直接質問ができる非常に貴重な機会なので、子どもたちには事前に質問の内容を考えてきてもらえたら」と同館副館長の鶴田雅之さん。「科学の好きな人、興味を少しでも持っている人、また親子で一緒に足を運んでもらえたら」とも。

 現在開催中の同館開館30周年特別企画「30年ここまで進んだ科学と技術展」では、2月4日に来場者数1万人を達成。18日からは新たに写真機のコーナーも設置し、湿板写真の機械からデジタルカメラまで約10点を並べるという。「今後もさまざまな分野の人たちを招いて講演会や実験など楽しいイベントができたら」と鶴田さん。

 特別講演会は3月26日14時~。対象は小学4年生~大人。先着150人。参加無料。申し込みは2月15日~。電話・ホームページ・科学館事務室で申し込みを受け付ける。

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