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浜松・大平台に食パン専門店 モチモチ食感が特徴の「生」食パン主力に

工場に並ぶ「生食パン」

工場に並ぶ「生食パン」

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 浜松・大平台に7月18日、食パン専門店「乃が美 はなれ 浜松店」(浜松市西区大平台、TEL 053-482-1718)がオープンした。

製造現場も見ることができる店内カウンター

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 全国に52店舗を展開する同社。「歴史に残る日本一のものをつくりたい」という思いから、どんな人にも広く受け入れられる食パンを追求し、食パンを通じて日本一の感動を届けようと全国展開をする。昨年10月に静岡市に出店をすると、浜松から電車に乗って食パンを買いに来る客も多く、その期待に応えるために浜松に出店することを決めた。店を構えるにあたり、閑静な住宅街で駐車場も確保できる同所を選び、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約40坪。白と黒を基調とする同店は清潔感があり洗練された空間を演出。和を意識したシンプルで無駄のない店内には、カウンターの後ろに製造現場を見ることのできる窓があり、パン職人が食パンをつくる風景をうかがうこともできる。

 販売するのは「乃が美の『生』食パン」(レギュラー・2斤=864円、ハーフ・1斤=432円)の1種類のみ。国内最大級のパン専門コミュニティーサイト「パンスタ」が選ぶ「パンオブザイヤー2016食パン部門」の金賞を受賞している同商品。北海道産の濃厚なバターや小麦にはカナダの1等粉を使い、素材一つひとつにこだわりをもって製造。卵アレルギーの人にも食べられるようにと、卵を使わずに製造する。卵を使わないと柔らかくなりすぎてしまい、職人がしっかりと見ていないと形にならないほど製造が難しく、1つ1つに職人が徹底的な生地管理をし、手間と時間をかけることで折れないギリギリの柔らかさを狙った食パンに仕上げるという。

 同商品は耳まで柔らかいのが特徴。なめらかでモチモチ食感の同商品は、はちみつを配合していることでほのかな甘味がある。「焼かずにそのままが一番おいしい。ほかにはない新しい食パン」と店長の滝井直人さん。口に入れた瞬間素材の自然の甘さがほのかに広がるという。

 オープン初日は開店前から行列ができ、100人ほどの来店客で15時までに完売。以降も毎朝開店前から20人以上が並ぶ盛況だという。「浜松に店ができて良かったという客の声が聞けるのはとてもうれしいが、まだ当店の商品を食べたことのない人は多いと思う。一度でいいので食べてほしい」と滝井さん。「9月上旬に鍛冶町に販売店を出す予定。今後は浜松での認知度を上げていけたら」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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