浜松・鴨江で大人の刺しゅう講座「アンダーウェアの秘密」

刺しゅう作家junさん(右)と澤柳さん(右)

刺しゅう作家junさん(右)と澤柳さん(右)

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 浜松・鴨江町の鴨江アートセンター(浜松市中区鴨江町、TEL 053-458-5360)で9月20日、下着の刺しゅうワークショップ「アンダーウェアの秘密」を開催する。

アルファベットの刺しゅうを施したアンダーウェア

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 アートを通して新しい発想を得たり、交流したりすることを目的とした「KAMOEつくるDAYS」の一環として開催する同企画。日中働く大人にもアートに触れる機会を持ってもらおうと夜のワークショップを実施する。仕事終わりの社会人をターゲットに開催時間を19時から21時に設定。刺しゅう作家junさんが、「大人」というキーワードから「アンダーウエア」を連想し、普段は人目を気にしてしまうようなアンダーウエアへの刺しゅうワークショップとして開催を決めた。

 カルチャースクールで刺しゅうのデザインや制作の指導、ハンドメイドイベントで刺しゅう作品の販売をしているjunさん。通常6本の細い糸からなる刺しゅう糸を分解し、その中の細い1本を使って制作。動物をモチーフにした繊細なアクセサリー作品を得意だという。カラフルな色使いと細かなステッチ(縫い方)でかわいらしいデザインの作品が多いという。

 同ワークショップでは、お気に入りのショーツやブラジャー、トランクス、タンクトップなどのアンダーウエアを持参し、イニシャルやアルファベットで名前を入れたり、レース上に色をつけたりするなどの刺しゅうを施す。junさんが作成したオリジナルのテキストに書かれた縫い方やデザインを参考にしながらオリジナルの作品を制作する。華やかに自由に刺しゅうを楽しんでもらうために、junさんが参加者ひとりひとりにアドバイスを行っていくという。

 「今までにしたことのない体験をして、楽しんでもらいたい。同様のワークショップを開くと子どもの服に刺しゅうをしたいという主婦が多く参加するが、普段男性の参加者が少ない。面白い企画なので男性にも来てもらえたら」とjunさん。「普段はカフェなどを借りてワークショップを行うことが多いので、こうした下着を扱うことは珍しい。アートをテーマにした同所だからできる講座だと思う。あまり開催することのない企画内容なので楽しんでもらえるはず」とも。

 同イベントは18日から一週間開催。10個のワークショップを実施する。それぞれの講師は浜松に縁のあるアーティストが担当する。ガラス作家による「作家が使うワイングラス」や19世紀の写真の技法を使って現像する「しまっておきたい時間を残す-アルビューメン・プリント‐」などの大人が興味・関心を抱くような夜のワークショップも用意している。

 鴨江アートセンターの澤柳美千子さんは「同イベントに来てもらい、同所が普段何をしている施設なのかを知ってもらいたい。同所ではアートに触れる時間が常にあることや、浜松のアーティストが身近にいることを感じてほしい」と話す。

 開催時間は19時~21時。参加費は500円。対象年齢は18歳以上。要予約。イベント開催期間は9月18~22日。

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