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浜松の秋野不矩美術館で特別展 日本画90点を展示

館内での展示の様子

館内での展示の様子

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 浜松・二俣町二俣の秋野不矩美術館(浜松市天竜区二俣町二俣、TEL 053-922-0315)で現在、特別展「創画会70周年記念展」が開催されている。

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 「創画会」は日本画を対象とした美術団体で、1948(昭和23)年に日本画家13人によって「創造美術」として設立。秋野不矩も創立会員として参加し、数度の改名の後、1974(昭和49)年に現在の名称となった。「自由と想像の精神」をふまえ、旧来の考え方にとらわれない新たな日本画を追い求め、作風の自由度が高いのが特徴。

 昨年3月から全国7カ所にて行われ、浜松が最後の開催地となる同展。前後期で展示作品をすべて入れ替え、現会員や物故会員を含めた全91人の作品を展示する。そのうち秋野不矩の作品は前期3点・後期6点を用意。1991年にインドにある寺院を描いた「ウダヤギリI」(前期)、1956(昭和31)年に自身の次男を描いた「青年立像」(後期)などが展示される。

 期間中の1月28日と3月3日には「ギャラリートーク」を開催し、同会の歴史や展示作品について、会員2名がトークショーを行うイベントを行う。

 学芸員の鈴木満広さんは「明治期に西洋画が日本に入ってから、日本画は時代によって変化をしてきた。それぞれの作家が思う、新しい考え方や美に対する姿勢を見ていただけるのではないか。お気に入りの一点を見つけてもらえれば」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。料金は、大人=800円、高校生=500円、小中学生=300円、新成人と70歳以上は半額。前期は2月18日まで、後期は2月22日~3月25日。月曜(祝日の場合は翌火曜)と2月19日~21日は休館。

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