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浜松・和地山にアパレル・雑貨店 店内全てをフォトジェニック空間に

店主の北条まいこさん

店主の北条まいこさん

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 浜松・和地山に2月9日、アパレル・雑貨店「& Small Museum(アンド スモール ミュージアム)」(浜松市中区和地山)がオープンした。

ロゴやキャラクターの刺しゅうを施した服飾をそろえる

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 結婚式のコーディネートや店舗ディスプレーなどの「空間デザイン」や、インテリア小物、アクセサリー、フェイクスイーツなどの製作を手掛ける「プロップスタイリスト」として活動してきた店主の北條まいこさん。昨年秋に南区のアパレル店「ザストア」の一角を借り、自分の作品を展示するアトリエを設けて活動をしていたところ、突然、ザストアの移転が決まった。移転に伴いザストアとコラボし、新たな店名での開業を決意。倉庫と店舗が一体になった同所をリノベーションし、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約15坪で、1960年代に建てられた八百屋をリノベーションした同店。時代を感じる建物の雰囲気を生かしたオリジナリティーある空間にリノベーションした。壁は元の風合いが残るように自ら塗り、「SMALL MUSEUM」の文字のペイントを施した。八百屋時代の土間に残されたイヌの足跡にピンクのペイントをしてアクセントにするなど、店全体で「遊び」や「かわいい」を表現する。

 店名の「&」には「つなげる」という意味を込め、「museume(ミュージアム)」には、美術館のように「かわいい」「すごい」という感動のある空間で、商品ではなく作品として見てほしいという思いを込めた。

 商品は、リンゴとネズミの同店ロゴやオリジナルキャラクター「Miss &(ミス・アンド)」の刺しゅうが入った服飾がメイン。Tシャツやパーカ、ネクタイ、トートバッグなど、それぞれにワンポイントでキャラクターの目を入れることで服飾をモンスター化し、「遊び」や「楽しさ」を表現する。ほかにも手描きイラストのTシャツやペアの服など幅広い取りそろえで、ベビー服も用意する。「服やグッズは美術館に来た時のお土産のような感覚で買っていってもらいたい。今後もキャラクターを増やしていくなど幅を広げていけたら」と北條さん。

 北条さんのアトリエとしても使用する同店。店内至る所に北条さんが製作したアクセサリーやフェイクスイーツのような小物を溶け込ませたディスプレーを用意。店全体をフォトジェニック空間に仕上げ、それを見て気に入った客からサインボードやペイント、ディスプレーなどのオーダーを受ける。いつでも「魅せる空間」にするために、定期的にテーマを決めてディスプレーを変更し、クリスマスやバレンタインなど季節のイベントごとにも展示内容を変えていくという。

 「服はオーダーを受けたり、カスタムしたりもできる。捨てないで長く着ることのできるものをつくりたい」と北条さん。「フォトジェニック空間で写真を撮るだけでもいいので来てもらいたい。この空間を見てワクワクした気分になり、楽しんでもらえたら」とも。

 営業時間は11時~19時。

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