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浜松・八幡町にカヌレと焼き菓子専門店 ラムの香り、蜜蝋でカリッと仕上げ

蜜蝋を使いカリッと仕上げたカヌレ

蜜蝋を使いカリッと仕上げたカヌレ

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 カヌレと焼き菓子専門店「COMME MOI(コムモア)」(浜松市中区八幡町、TEL 053-543-4930)が4月16日、浜松・八幡町にオープンした。

テーブルに焼き菓子を並べる

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 菓子作りが好きで約2年前にカヌレのおいしさに感銘を受け、研究を始めた店主の岸本桃子さん。友人で菓子作りの講師の免許を持つ鈴木玲子さんと店を出そうと考えていた。2年間、おいしいカヌレを作ろうと試行錯誤し、研究を重ねた結果、蜜蝋(みつろう)を使った納得のいくカヌレが完成。得意の焼き菓子とカヌレの専門店としてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約11坪。店内の壁は岸本さんの好きな青色のしっくい。カウンターやテーブル、床材はダークブラウンで統一し、おしゃれで落ち着いた雰囲気を出した。カウンターにはカヌレやケーキを陳列し、テーブルには焼き菓子を並べる。

 カヌレは型に蜜蝋を入れ、薄い層を作った後に生地を流し入れて焼く。蜜蝋を使うことで、外はカリッとしながらも中はとろっとした食感を出すことができるという。牛乳はタカナシの低温殺菌牛乳を使うことでコクを出し、ラムとバニラビーンズの香りよく仕上げる。

 「時間の調整や温度管理が難しく、一つのカヌレが出来上がるまで3~5日かかる。手間暇はかかるが、このカリッとした食感は他にない」と岸本さん。味は、「プレーン」(260円)と日替わりの味のカヌレの2種類を提供。日替わりはクランベリーやクルミ、ショコラ、紅茶レモン、ラムレーズンなどの味があり、今後もバリエーションを増やしていくという。

 ほかにも、バターの香りが良い「サブレパリジェンヌ」(4枚=320円)や、ガレットの中にラムレーズンを入れた「ガレット・ブルトンヌ」(270円)、フランボワーズのコンフィをのせた「デュネット」(160円)など、焼き菓子も用意。毎日約10種類の焼き菓子を並べる(以上、税別)。

 オープン初日は2時間で完売。SNSでオープン前から告知をしていたところ、楽しみに待っていた客が多かったという。その後も完売になる日が多く、女性客だけでなく男性客も多く来店している。「SNSを見て来てくれる客が多くうれしい」と岸本さん。「カヌレを食べたことがない人にはぜひ食べてもらい、魅力を知ってもらいたい。焼き菓子もおいしいものをそろえているので、おいしいお菓子とともに、良い時間を過ごしてもらえたら」とも。

 営業時間は11時~16時。土曜・日曜・月曜定休。

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