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浜松・志都呂にお好み焼き店 大正ロマン感じさせる空間「大阪の味」提供

人の喜ぶ顔が見るのがうれしい、オーナーの永田哲也さん

人の喜ぶ顔が見るのがうれしい、オーナーの永田哲也さん

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 お好み焼きレストラン「TEMAJI(てまーじ)」(浜松市西区志都呂、TEL 053-488-7761)が7月12日、オープンした。

牛すじがたっぷり入った「ねぎ焼モダン」

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 以前印刷関係の営業職として転勤で海外に行くなど地元を離れることが多かったオーナーの永田哲也さん。さまざまな経験を積む中、いつか独立をしたいと考えるようになった。人と接することが好きで人の喜ぶ顔が見たいということから、飲食店をやりたいと考えた永田さん。転職し、大阪のお好み焼き店に就職。焼き方から食品衛生まで一から学んだ。その後200年続くおでん店で1年ほど働き、大阪での開業を考えて物件を探した。しかし、大阪はお好み焼き店が多く激戦区であることや、家族から地元に戻ったらと声を掛けられたことから、浜松での開店を決意。土地を購入し、自宅兼店舗として設計、建築し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約20坪。テーブル席が40席。外観は南ヨーロッパをイメージし、内装は大正ロマン風のモダンな和風に仕上げた。テーブル席を少しずらして配置することで、横の席と完全に隣り合わせにならないように工夫。扉や席の仕切り、ランプなどに、母親と奥さんが、ステンドグラス教室の先生と一緒に作ったステンドグラスを使っている。子どもたちが、料理ができる間や食べ終わってからも楽しめるよう、永田さんの飼い猫「ジバにゃん」がいるスペースを店内に作った。

 独自にブレンドしたオリジナルソースや地元の製麺所に何度も試作してもらったオリジナル麺を使い、「お好み焼き」「モダン焼」「焼きそば」を提供する同店。ふわふわの生地に仕上げた「ぶた肉入りお好み」(850円)や、たっぷりの牛すじが入った「ねぎ焼モダン」(1,250円)、豚肉とシーフードの両方が味わえる「てまーじミックス月見焼きそば」(1,350円)などをそろえる。一番おいしい状態で食べてもらうため、スタッフが焼いたものを、お皿の代わりにテーブルに設置した鉄板に置いて提供する。

 選ぶ楽しさを味わってもらえるよう、1品料理も用意。厚切りの「牛タン」(1,380円)や牛肉100パーセントの「ハンバーグ」(1,200円)、牛すじの煮込みが入った「ぼっかけそば飯」(1,100円)などを用意。提供時間などを考え、今後メニューは見直しを行っていくという。(以上、税別)

 新型コロナウイルスの対策として、スタッフはマスクを着用し、手洗い、消毒を徹底。店頭にはアルコール消毒を用意。まめに扉を開けて換気をしり、店内の消毒清掃をおこなっている。

 「食べに来てくれた人に、ゆっくりできたと満足してもらえる店にしたい。室内が寒いなど、実際に食べている人にしか分からないことを聞いて取り入れていければ」と永田さん。「おいしいお好み焼きを用意しているのでぜひ一度食べに来てほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~15時、17時~22時。水曜定休。

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