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浜松・貴布祢に岸本拓也さんプロデュースの高級食パン店 奇抜なデザインと店名で

オーナーの鈴木猛史さん(左)と、ベーカリープロデューサーの猛史さん(右)

オーナーの鈴木猛史さん(左)と、ベーカリープロデューサーの猛史さん(右)

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 食パン専門店「罪な朝ほど粋な朝」(浜松市浜北区貴布祢、TEL 053-401-6926)が10月17日、オープンした。

左から「ギルティモーニング」、「粋なサンシャイン」、「素敵なラビリンス」

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 愛知県で青果卸売業を営むオーナーの鈴木猛史さん。2年前にベーカリープロデューサーの岸本拓也さんがプロデュースした東京の食パン専門店の行列を見かけ、並んで食べたところ、今まで食べたことがない味だと感激。一緒に並んでいた地元の人にとって誇りのパン店になっていたのが印象的だったこともあり、こんなパン店をやりたいと問い合わせた。自社の事情で一度は開業を断念。2年たってもあきらめきれず、再度連絡を取り、岸本さんにプロデュースを依頼。浜松市内で別の飲食店を運営していることや、県庁所在地並みに街が発達していることなどもあり、浜松での出店を決め、店舗の内外装を整え、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約12坪。対面式のカウンターがあり、奥がパンを作る工房となっている。同店のプロデュースを行った岸本さんはテレビ東京系列「ガイアの夜明け」や日本テレビ「明石家さんまの転職DE天職」などのテレビ番組にも出演。東京や神奈川の「考えた人すごいわ」や北海道の「乃木坂な妻たち」、大阪の「私入籍します」などの高級パン専門店などを日本各地でプロデュースし、同店は216店舗目となる。プロデュースにあたり実際に浜北を訪れ、緑が多い街と感じたことから、グリーンを基調とし華やいだ色合いをプラスしたイラストを外装や紙袋などに使う。

 独自製粉の小麦粉、国産バター、無添加生クリーム、さわやかさのある甘みが特徴のスペイン産レモンハチミツを使い、3種類の食パンを用意する同店。皮が薄くて柔らかく、水分量が多くしっとりとしていて甘さのある「ギルティモーニング」(2斤=800円)や、甘酸っぱさのあるオーストラリア産のサンマスカットレーズンを使った「粋なサンシャイン」(2斤=980円)、マーガリンと和三盆を合わせたこしあんをパンに練りこんだ「素敵(すてき)なラビリンス」(1斤=800円)をそろえる。食パンと合わせるスプレッドとして、皮ごとローストしたピーナツを使った「皮付きピーナッツクリーム」や、イタリア産グラナパダーノチーズとスペイン産エクストラバージンオリーブオイルを使った「オリーブオイル&チーズ」(以上、800円)など4種類を用意。ほかにも、「ギルティモーニング」を使った、「タマゴサンド」(380円)や「カツサンド」(480円)など、自家製サンドイッチ3種類をそろえる(以上、税別)。

 新型コロナウイルスの対策として、スタッフは検温を行い、マスク着用と手指消毒を徹底。カウンターにはパーティションを設置し、手指消毒を用意している。

 オープン当日は雨にも関わらず多くの人が訪れ、当日分の食パン引換券は3時間かからず完売となった。「以前自転車で日本横断旅行をしたときに浜松を通った。昔ながらの日本らしい家屋があり街並みに魅力を感じていて、いずれここに店を出してみたいと思っていた場所」と岸本さん。鈴木さんは「地域の方がたくさん来てくれて『地元にこういうパン店ができてうれしい』と言ってくれたことがうれしい。地元に根付いた地元の人が自慢できるような店にしたい」と話す。

 営業時間は10時~18時。月曜定休。

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