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浜松・千歳町にとんかつ専門店 地元ブランド豚のうま味を生かし塩で

多くの来店に期待する、店主の佐藤経景さん

多くの来店に期待する、店主の佐藤経景さん

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 とんかつ専門店「とんかつ佐藤」(浜松市中区千歳町、TEL053-451-6277)が4月6日、オープンした。

遠州三元豚を使う「豚カツ」

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 イタリアンやフレンチなど、料理人として多くの経験を積んできた店主の佐藤経景(のりかげ)さんは、さまざまな分野の料理を学ぶ中で、自身が最も好きな食べ物「とんかつ」を提供する店の開業を検討。「とんかつという日本の素晴らしい食文化を後世に残したい」と高い志を持ち、自身の理想とする味を目指し、専門店での経験を積んだ。試行錯誤を繰り返した後、オリジナルのとんかつを作り上げ、オープンにこぎ着けた。

 店舗は約7坪。8席のカウンターが並ぶ店内は、木目のカウンターテーブルや壁紙を使い和風にデザインし、落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 とんかつは肉に火が入りすぎないように、少しピンク色が残る程度に温度調整して揚げる。とんかつと相性の良い食パンを専門店から仕入れ、自らが手でひいて作る生パン粉を使い、サクサクの食感と香ばしい風味に仕上げる。ソースも用意するが、素材の持つうま味を最も感じやすいため、塩をかけて食べることを推奨する。地産地消を目指し地元ブランド豚「遠州三元豚」を使った「豚かつロース 大」(250グラム=1,900円)は、脂身の甘さとやわらかい肉質を楽しめる。「天然海老フライ」(2本=1,200円)は、甘くて味の濃い天然エビを使い、プリプリの食感が特徴。「三元豚のかつ丼」(1,100円)は、独自にブレンドしたコク深いたれを使い、サクサクした食感を残しつつ、ジューシーに仕上げる。

 新型コロナウイルスの対策として、来店者は入り口で消毒。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を徹底。店内は定期的な換気を行い、飛沫(ひまつ)防止のため、パーティションを設置する。

 来店客からは「脂身の甘みを感じる」「衣がおいしい」「塩で食べるのは初めてだが、おいしさに驚いた」という声が届いている。佐藤さんは「感動してもらえるとんかつを作るよう心掛けている。きちんとした感染対策をしているため、安心して気軽に来店してもらいたい」と話す。

 営業時間は、11時~14時、17時~22時30分。

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