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浜松・鴨江に食パン専門店 家族で営むアットホームな店目指し

「地域に愛される店にしたい」と話す社長の竹内さん(左)と妻の由庫さん(右)

「地域に愛される店にしたい」と話す社長の竹内さん(左)と妻の由庫さん(右)

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 食パン専門店「ル・ミトロン浜松鴨江店」(浜松市中区鴨江、TEL 080-2555-3845)が10月1日、オープンした。

毎日食べても飽きないシンプルな味に仕上げる「食パン」

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 横浜市発祥の食パン専門店として、現在全国に約20店舗展開する同店。「ふつうよりも、ちょっといいもの」をコンセプトに、毎日食べたくなる食パンの提供を目指し運営している。全く別の業界で会社員として約35年勤めてきた社長の竹内正弘さんは、一度しかない人生で、自分で何かに挑戦したいと考えた。家族で一緒に仕事をしたいという思いを、妻の由庫さんと息子の稜弥さん、娘の陽茄妥(ひなた)さんに相談したところ同意を得て、夢の実現に向け動き出した。家族全員パンが好きなこともあり、パン専門店を開業しようと考えた竹内さん。県内外のさまざまな店を巡る中で、名古屋市内の同店の食パンの味に感銘を受けた。また、地域に密着した店にしたいと考えていたため、高級品ではなく日常に寄り添うパンを販売する同店のコンセプトにもひかれたという。家族4人を中心に運営するアットホームな店づくりを目指し、静岡県内で初出店となるFC店としてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約10坪。フロアやカウターテーブルなど、木目調の素材を多く使い、親しみやすい落ち着いた雰囲気の店舗デザインに仕上げた。カウンター越し棚には、店内で焼き上げた食パンが並ぶ。

 カナダ産の小麦粉を100パーセント使う食パンは、しっとりとした生地で、口にするともちもちとした食感を楽しめる。通常の食パンに比べずっしりとした重みを感じ、食べごたえがあるという。スタンダードメニューの「食パン」(324円)は、リーズナブルな料金設定で、くせがなく毎日食べての飽きのこないシンプルな味に仕上げる。リンゴの甘酸っぱさにシナモンの風味を効かせた「シナモンアップル食パン」(594円)は、織り交ぜたカスタードクリームとのハーモーニーを楽しめる。このほか、濃厚なチェダーチーズを使い、コクとうま味を感じる「チェダーチーズ食パン」(778円)や、レーズンがたっぷりと入る「レーズン食パン」(594円)、北海道産小豆を使うあんこが入る「小倉あんこ食パン」(562円)などをそろえる。(以上、1斤サイズ)

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、カウンターにパーティションを設置。入り口のドアは常に開放して換気を徹底。非接触で対応できるセルフレジを導入する。

 プレオープン時には約280人が来店し、順調なスタートを切れたという。竹内さんは「子どもから年配者まで気軽に来店できる、地域に愛される店になれればうれしい。笑い声が絶えないような店づくりを目指して、地域とのつながりを大事にしながら運営していきたい」と話す。

 営業時間は10時~19時(売り切れ次第終了)。

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