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浜松・板屋町の焼き肉店が移転リニューアル 飛騨牛のホルモンメインに希少部位そろえ

店長の塚本さん(左)と社長の池田さん(右)

店長の塚本さん(左)と社長の池田さん(右)

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 焼き肉店「ホルモンやきにく市楽」(浜松市中区板屋町、TEL 053-456-2989)が10月1日、リニューアルオープンした。

飛騨牛のホルモンをメインに希少部位をそろえる焼き肉

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 元々、和風居酒屋を4年ほど営んでいた社長の池田市郎さんは、テナントオーナーの都合で移転を余儀なくされた。移転を機に新しいことに挑戦したいと考え、居酒屋以外の業態を検討。当時、浜松市内で牛ホルモンを扱う店がほとんど無かったため、他店と違うものが提供できると考え、飛騨牛のホルモンをメインに扱う焼き肉店として、2005(平成17)年にオープンした。新型コロナの影響で、浜松の中心市街地のテナントに空きが増えたことをチャンスと捉えた池田さんは、郊外から立地の良い同地に移転リニューアルすることとした。今年8月にプレオープンしたが、直後に静岡県からまん延防止等重点措置が発令され、以降は酒類の提供を中止し、時短営業を続けてきた。緊急事態宣言が解除された10月1日にグランドオープンを迎えた。

 店舗面積は37坪。テーブル席36席、座敷席20席の合計56席を用意。ムク材のフロアや和風デザインの壁紙を使い、落ち着いて食事ができる雰囲気の内装に仕上げた。

 飛騨牛のホルモンをメインに、他店との差別化を図り、市場にあまり出回らないという肉の希少部位を契約のする精肉店から毎日仕入れる新鮮な肉にこだわり提供。プリプリの食感と脂の甘みが特徴の「飛騨牛のホルモン」(737円)は、オリジナルのみそだれで仕上げる。新鮮な素材を丁寧に下処理するため臭みが少ないという。牛の首の回りの肉「チェーンネック」(869円)は、筋をきれいに取り除き、赤身で柔らかく脂身がほとんどなくあっさりと食べられる。胸腺(きょうせん)という牛の胸の部位を使う「ノドシビレ」(869円)は、かみごたえがありうま味が強く、独自の仕入れ先から取り寄せる希少部位だという。このほか、コリコリとした食感が特徴の牛の大腸「飛騨牛のテッチャン」(737円)や、独自の下処理をすることでやわらかい食感に仕上がる「厚切り牛タン」(1,529円)などを用意する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内各所に換気扇を設置し換気を徹底。飛まつ防止のため、全てのテーブル席の間に仕切り板を設置する。

 緊急事態宣言が解除されたばかりで街なかの人出が少なく、今後の集客に期待する。「移転前の常連客が来店してくれることが非常にうれしい」と池田さん。「他店にはないこだわりの肉を提供している。街なかに移転したことで来店しやすくなったと思うので、気軽に足を運んでほしい」とも。

 営業時間は、11時30~14時、17時~23時(金曜・土曜は24時まで)。

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