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浜名湖でナイトエンターテインメントショー 湖上ステージで音と光の演出

「多くの方に楽しんでもらいたい」と話す社長の三井さん

「多くの方に楽しんでもらいたい」と話す社長の三井さん

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 舘山寺ベイガーデン(西区舘山寺町)横の特設会場で11月18日から、ナイトエンターテインメントショー「Grandscape(グランドスケープ)浜名湖@舘山寺」(TEL 053-401-1233)が開催される。

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 イベントの企画やPRを行う「Hamanako Destination(ハマナコディスティネーション)」(中区)や舘山寺温泉観光協会などで構成する「Grandscape浜名湖@舘山寺 実行委員会」が主催の同イベント。社長の三井いくみさんは、別会社でインバウンド旅行の商品企画やPRなどに携わっており、浜名湖には魅力を伝える象徴的な企画が無いことを常々課題として感じていた。浜名湖を舞台とした完全オリジナルのイベントを作ることで、新たな魅力を全国や世界に向けて発信することができると考えた。あわせて、毎年必ず行うことで、浜名湖のブランド価値が向上し誘客に結びつくと考え、開催を決意。昨年の初開催では、12月に試験的に1日のみ公演し、約600人が来場。2回目となる今年は、6日間に渡り開催する。

 書き下ろしたオリジナルストーリーと音楽で構成し、湖上の特設ステージ上でライブパフォーマンスを行う。県内トップクラスのダンサーが中心となり出演し、キレのあるダンスを披露。アニメ「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」の音楽に携わる桶狭間ありささんや、浜松市出身で東京音楽大学に在学中の佐藤圭さんなどが作曲を担当する。

 ストーリーは、舘山寺周辺の伝承文化などをモチーフに、遠江地区に住む人々と自然との関わりを描く。「優れた科学技術を持たない古人たちが、日照りや洪水などの自然災害を乗り越えて来たように、新型コロナ禍に苦しむ現代の私たちも、困難に打ち勝つことができるという前向きな姿勢を表現した」と三井さん。客席を360度囲む臨場感ある音楽と湖面を生かした光の演出で、屋外ならではの特別な体験を楽しめる。

 新型コロナウイルス対策として、来場者に手指消毒と検温、マスク着用を求める。会場内での飲食は禁止し、会話を控えるように呼び掛ける。スタッフは、2回のワクチン接種、体調管理、マスク着用、手指消毒を義務化。非接触で受け付けできるように電子チケットを導入する。

 まだ空席はあるが、地元の法人や個人から多くの申し込みを受けているという。「まずは、浜松を中心に県内の方に楽しんでもらい、今後この魅力が世界へ広がるように期待している。コロナ禍で厳しい環境に置かれる観光業界を助ける意味でも、来場してもらえればうれしい」と三井さん。「ダンスを学ぶ子どもたちが、『いつかこの舞台に立ちたい』と思うようなショーにしたい」とも。

 チケットは、平日=3,800円、 土曜・日曜・祝日=4,500円。公式ホームページとチケットぴあで販売する。1日3回公演で各回約40分間。11月23日まで。

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