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浜松・積志にうなぎ料理店 和食一筋30年の料理長が関西風ウナギ提供

「うな一」スタッフ

「うな一」スタッフ

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 うなぎ料理店「うな一」(浜松市東区積志、TEL 053-401-8111)が10月20日、オープンした。

関西風に焼き上げる「特うな重」

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 店長の坂本松男さんは、中学校を卒業後、浜松市内のすし店で5年間経験を重ねたが、すし以外の料理も学びたいと考え上京。都内の日本料理店や焼き鳥店、ろばた焼き店などで10年ほど料理人として勤めた。幅広い分野の和食料理を一通り経験できたと感じた坂本さんは、地元に戻ることにして、浜松市内のうなぎ料理店で料理長として約7年間勤めた。勤め先が閉店することになり、ほかの飲食店に移り10年ほどが過ぎたタイミングで、元々勤めていたうなぎ料理店の社長が再度を店を開くことになった。「経験を生かして一緒に店を開こう」と声が掛かり、坂本さんが店長兼料理長としてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約40坪。テーブル席14席、カウンター席4席、個室としても使える座敷席24席の合計42席を用意。子どもから年配者まで居心地の良い店にしたいと考え、ベージュの塗り壁や木目調の家具を使い、和風で落ち着いた雰囲気のデザインに仕上げた。

 時期にごとに身が柔らかく状態の良いウナギを選び抜き、全国から仕入れる。注文を受けてから、生きたウナギをさばき、関西風の調理方法で仕上げる。串に刺したウナギをそのまま焼き、その後、たれに漬けて焼く。最後にテリを出すためにもう一度タレを付けて軽くあぶる「3度焼き」で仕上げる。蒸さずに焼き上げることで、外はパリッと、中はフワフワの食感に仕上がるという。「おいしく食べてもらうという当たり前のことにこだわり料理している」と坂本さん。積み重ねた経験を生かし、一つ一つ丁寧に焼き上げたウナギを提供する。

 「上うな重」(ウナギ約200グラム=3,410円)と「特うな重(ウナギ250グラム=4,070円)」は、ウナギの肝が入る吸い物と漬物が付く。ウナギ2尾が入る「特上二段うな重」(6,490円)は、さらにフルーツがセットになる。1品料理として、ウナギの肝をタレで焼き上げる「きもやき」(650円)やキュウリの酢の物と細かく刻んだウナギをあえる「うざく」(650円)なども用意する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、食事以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内の全てのテーブルにアルコール消毒液と、飛まつ防止のため、受け付けカウンターにパーティションを設置する。

 新型コロナ禍で厳しい環境下でのオープンだが、口コミなどで今後徐々に来店客が増えていくように期待する。坂本さんは「スタッフ一同、居心地の良い店づくりを目指している。自慢のうなぎ料理を提供しているので、気軽に足を運んでほしい」と話す。

 営業時間は、11時~14時、16時~20時30分。火曜定休。

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