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浜松・常磐町にインド料理店 インド人シェフによる本格料理と心休まる空間提供

「多くの人に来店してほしい」と期待するスタッフ

「多くの人に来店してほしい」と期待するスタッフ

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 インド料理店「Indian cafe & Healing space Daya(インディアンカフェ アンド ヒーリングスペース ダヤ)」(浜松市中区常盤町、TEL 053-456-2477)が9月28日、オープンした。

北インドの代表的なカレー「バターチキンカレー」

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 インド出身で社長のカンデル リラさんは、祖国でインド料理のシェフとして30年以上経験を重ねてきた。来日後、自身の調理する本場の味を日本人に楽しんでもらうため、2012(平成24)年に「インド料理Delhi(デリー)」(掛川市)をオープン。妻で店舗マネジャーの本郷紀子さんの地元の浜松の人にも、本店の味を知ってもらいたいと考え、同店のオープンを決めた。併せて、インド製雑貨やスパイスなどの販売や、ヨガ教室やリラクセーションマッサージ「ヒーリング」などのサービスを常時行うことで、心休まる空間を提供する店を目指し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約40坪。テーブル席30席とカウンター席8席の合計38席に加え、ヨガ教室やタイ古式マッサージなどを行う個室「ヒーリングスペース」を設ける。店内各所に観葉植物を置き、木材をふんだんに使う落ち着いた雰囲気の店舗デザインに仕上げた。

 インド人シェフによる本格インド料理を提供する同店。コクがあるクリーミーなバターソースを使う「バターチキンカレー」(900円)は、北インドの代表的なカレー。ヨーグルトとスパイスに漬けた鶏肉を、インド製の円柱型の石がま「タンドール」で焼き上げたタンドリーチキンが入る。このほか、タマネギの食感が残り辛口で濃厚に仕上げる「ガーリックチキンマサラ」(900円)や、ジャガイモとホウレンソウが入る緑色のカレー「アルバラク」(700円)など、11種類のカレーをそろえる。いずれも、ライスかプレーンナンがセットになり、「チーズナン」(600グラム=+200円)や、「ハニーチーズナン」(+300円)などに変更もできる。

 トッピングするナッツの食感をアクセントに、ほんのりとした甘さが広がるミルクがゆ「キール」(300円)や、すり下ろしたニンジンで作るペースト状のスイーツ「キャロットハルワ」(300円)などのインドのスイーツも提供。ヨーグルトドリンク「ラッシー」(各400円)は、「プレーン」と「マンゴー」に加え、契約農家から仕入れる掛川産の深蒸し茶を使う「抹茶」と「ほうじ茶」の4種類を用意する。

 店内では、「ハンカチ」(325円)や「トートバッグ」(1,280円)などのインド製雑貨や、パワーストーンを使う個人作家によるアクセサリーなども販売。ヨガ教室やヒーリング、タロット占いなどのイベントやサービスを、日替わりで講師を招き開催する。「食事とさまざまな体験を通して、体と心が健康になる空間にしたい」と本郷さん。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温を求める。37.5度以上の発熱がある場合は入店できない。スタッフは、出勤前の検温、マスク・フェースガードの着用、手指消毒を義務化。入り口を常に開放することで換気を徹底。店内各所に換気扇を、飛まつ防止のため、受け付けカウンターにパーティションを設置する。

 新型コロナ禍の中でのオープンだが、週末は多くの来店客が訪れているという。今後は、ディナータイムも営業し、メニューを充実していく予定。本郷さんは「本店の味を、地元浜松の皆さんに楽しんでもらえればうれしい。この店に来ることで癒やされ、明日からがんばろうという気持ちになれる店にしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~18時。

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