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浜松の街中でスポーツ交流イベント 現役アスリート来場も

「スポーツを通じた街づくりに役立ちたい」と話す代表の中川さん

「スポーツを通じた街づくりに役立ちたい」と話す代表の中川さん

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 スポーツ交流イベント「ストリート陸上@まちなか」が11月3日、浜松市ギャラリーモールソラモ(浜松市中区砂山町)で開催される。

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 ランニング教室やスポーツイベントの企画・運営などを行う「TOMO RUN(トモラン)」(中区)と中心市街地の活性化を目的に活動する「浜松まちなかにぎわい協議会」で構成する「ストリート陸上@まちなか実行委員会」が主催する。代表の中川智博さんは、2018(平成30)年に浜松城公園で陸上競技のトップアスリートを招き開催した、スポーツ交流イベント「はままつアスリートフェスティバル」に感銘を受けた。同様のイベントを開催し、子どもたちにトップアスリートの姿を見せて交流することで、地元のスポーツ振興に役立ちたいと考えた中川さん。同時に街中の活性化を目指し、中区の「地域力向上事業」の一環として、2019年年に初開催。翌年はコロナ禍の影響で規模を縮小したが、3回目となる今回は、新たにキッチンカーを出店し、イートインスペースを設けて開催する。

 会場には、100メートルと200メートル走のジュニア日本代表だった経歴を持ち、静岡県の国体代表選手の犬塚渉さん(スズキアスリートクラブ)と、棒高跳びで日本ランキング7位の笹瀬弘樹(TOMO RUN)さんが、地元実業団に所属する現役アスリートとして登場。今回から新たに、浜松学院大学のバスケットボール部員と、常葉大学の学生も参加し、スポーツの魅力を伝えるためのさまざまな企画を用意する。

 テレビ番組の企画を模した「炎のアスリートチャレンジ」は、オンラインデリバリーサービスの「フードパンダ」とコラボしたアトラクション。犬塚さんと笹瀬さんが配達員役になり、キッチンカーで受け取った食事を背負い、指定のテーブルへ届けるために会場内を走り抜ける。3オン3形式のバスケットボールの「陸上選手vsバスケ選手 3×3対決」や、スマートフォンと連動した最新の自動測定器を導入してタイム計測する「陸上選手vsバスケ選手 30メートルダッシュ」は、アスリート同士の対戦を間近に観戦できる。アスリート同士がスポーツに対する情熱を語る「トークショー」では、失敗談などを交えながら飾らないトークで会場を盛り上げる。「どれも『魅せるスポーツ』を追及してパフォーマンスを披露する。アスリートたちの運動能力の高さを感じながら、面白おかしく楽しんでもらいたい」と中川さん。

 参加型のイベントも企画。スポーツ測定「電子計測機で正確な30メートルを計測しよう」は、幼児から大人まで年齢別に5つのグループに分けて競い合い、優勝者には表彰を行う。常葉大学の学生による「アジリティトレーニグブース」では、バランスや体幹、反応スピードなど、スポーツで必要となる敏捷性の向上につながるトレーニングを体験できる。このほか、小学生を対象に、速く走るこつをアスリートが直々にアドバイスする「かけっこ教室」などを用意する。

 新型コロナウイルス対策として、参加者は受付時に検温、手指消毒、記名、スポーツ体験以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、検温、消毒、マスク着用を義務化。アスリートもパフォーマンス以外の時間はマスクを着用する。

 中川さんは「スポーツを通じた街づくりを形にしていければうれしい。大学生などの若いアスリートを新たに迎えて開催する今回も、気軽に楽しみながら参加してもらいたい」と話す。

 開催時間は11時~16時。参加無料。

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