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浜松・葵西に洋菓子店 東京出身のパティシエが浜松移住しオープン

「白雪」(左)と「シフォンショコラ」(右)を披露するスタッフ

「白雪」(左)と「シフォンショコラ」(右)を披露するスタッフ

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 洋菓子店「Patisserie PISSENLIT(パティスリー ピサンリ)」(浜松市中区葵西、TEL 053-548-4386)がオープンして1カ月がたった。

ドーム型のチーズケーキ「白雪」

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 東京出身のオーナーシェフの川島大樹さんは高校卒業後、都内の洋菓子店やチョコレート専門店にパティシエとして勤務。約25年の経験を重ねてきた中で、いつか自分の店を持ちたいと思い描いてきた。「都内より落ち着いた雰囲気の浜松の街に魅力を感じた」と川島さん。妻の永子さんの出身地である浜松市に移住し、同店のオープンを決めた。

 店舗面積は約12坪。店名のピサンリはフランス語でタンポポの意味。店舗デザインは、店名に由来するイメージカラーの黄色をアクセントカラーとして配色し、木目調の素材を多く使い、明るく落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 菓子は、常に新鮮な状態で提供するよう心掛ける。食材の卵は、濃厚な味の「もみじ」と、あっさりした味の「さくら」の2品種を使い分ける。ケーキ類は常時、約25種類をそろえる。イタリア菓子の「ズコット」の型を使い、ドーム状に焼き上げる「白雪」(2,000円)は、直径15センチほどのチーズケーキ。冷蔵状態ではフワッとした食感を、温めると口の中でシュワッと溶けるような独特の食感を楽しめる。契約農家から直接仕入れる新鮮なイチゴを使う「苺(いちご)いちえ」(480円)は、クレープ生地で包み上げたイチゴのロールケーキ。このほか、フランス産チーズの風味を感じる軽い食感のスフレ「半熟チーズ(240円)」などを提供する。

 焼き菓子は約15種類を用意。ケーキのスポンジのようなフワッとした柔らかい口当たりに仕上げた洋風カステラ「浜松カステラ」(180円)や、メレンゲを使うココナッツ風味の菓子「クロタン・ココ」(400円)などをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は定期的に出入り口を開放し、換気を徹底する。

 今後は積極的に広告し、多く集客できるように取り組んでいく。「旬のフルーツを農家から直接仕入れて、新鮮な食材を使うケーキを提供していきたい」と川島さん。「浜松地区ではあまり見かけない洋菓子も多く取り扱っているので、一度足を運び、楽しんでもらえれば」とも。

 営業時間は10時~19時。

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