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浜松・松城町にフランス料理店 ソースにこだわるカジュアルフレンチ提供

「気軽に来店してほしい」と話すオーナーシェフの粕谷さん

「気軽に来店してほしい」と話すオーナーシェフの粕谷さん

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 フランス料理店「ビストロクロネコ」(浜松市中区松城町、TEL 053-544-5427)がオープンして1カ月がたった。

濃厚なチーズの風味が広がる「サーモンのムニエル ゴルゴンゾーラのクリームソース」

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 オーナーシェフの粕谷知弘さんは、市内のフランス料理店などの飲食店で、料理人として25年ほど経験を重ねてきた。2013(平成25)年からイタリア料理店「クロネコとイタリアン」(中区佐鳴台)に勤務していたが、翌年にオーナーから営業権の譲渡を受けて、粕屋さんが経営してきた。店舗の老朽化に加え、自身が最も得意とするフランス料理を提供する店を開きたいと考え、リニューアルを検討した粕谷さん。中心市街地から少し離れ、落ち着いた雰囲気の同所に引かれ、店名を一新して移転リニューアルにこぎ着けた。

 店舗面積は約30坪で、テーブル席40席を用意。店内は、白を基調にしたシンプルで木のぬくもりを感じるデザイン。店名にちなみ、各所に猫をモチーフにしたオブジェや絵本を飾る。

 かしこまらず気軽に楽しめるカジュアルフレンチを提供する同店。粕谷さんは「丸一日煮込むデミグラスソースやカレーソース、生クリームを100%使うクリーム系ソースなど、自家製ソースにこだわっている」と話す。キンメダイや小エビ、アサリなどを、白ワインで蒸し上げた「魚介の白ワイン蒸し サフランのクリームソース」(1,700円)は、サフランで鮮やかな黄色に染めたクリームソースを使う。白ワインでブルーチーズを溶かし、生クリームを加えて仕上げる「サーモンのムニエル ゴルゴンゾーラのクリームソース」(1,300円)は、濃厚なチーズの風味が広がる。このほか、骨付きの鶏もも肉をフライパンでソテーした後に、赤ワインで蒸し焼きする「チキン赤ワイン煮」(1,300円)や、コラーゲンを多く含む牛スネ肉を約6時間煮込む「ビーフシチュー」(1,700円)などを用意。いずれも、パンかライスがセットになる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、各テーブルにパーティションを設置する。

 広告せずにオープンしたが、リニューアル前の常連客や周辺の住人が訪れ、順調な滑り出しだという。粕谷さんは「近隣の人たちに愛される店にしていきたい。居心地の良い空間を用意しているので、気楽に来店してほしい」と話す。

 営業時間は、11時30分~15時、18時~22時。月曜定休。

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