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浜松・舘山寺町の和食店がまぜそば販売企画 年間500食のラーメンを食べ歩く社員が考案

「今できる最大限を尽くして作りたい」と話す辛嶋さん

「今できる最大限を尽くして作りたい」と話す辛嶋さん

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 和食店「めし処sakura(サクラ)」(浜松市西区舘山寺町、TEL 053-401-0737)が7月2日・3日、まぜそば販売企画「夢への第一歩」を行う。

「めし処サクラ」店内

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 同店は、一昨年に舘山寺町の商業施設内に、ウナギなどの地元名産品を提供する和食店としてオープン。デリバリーとテークアウト需要を取り込むため、より大きな調理場が必要となり、昨年5月に同所へ移転リニューアルした。

 開店時から同店に勤務し、調理などを担当する辛嶋由布さん。親戚がラーメン店を経営し、子どものころからラーメンが好きで、8年ほど前から年間約500食のラーメン食べ歩きを続けているという。将来、自身の店を持ちたいと思い描く辛嶋さん。夢をかなえるために経験を重ねたいと、自身が創作したラーメンを限定販売する同企画を考案。店主の古山省吾さんに提案したところ快諾を受け、昨年5月に初開催した。 

 その際、辛嶋さんが考案したラーメンと桜エビのかき揚げ丼をセットにして販売。ラーメンは、出身地である熊本県の地鶏「天草大王」と、浜名湖産アサリを使ったスープに、自家製中細ストレート麺を合わせた。80食限定で用意したところ、SNSでの告知のみだったが、予約開始から3日後に完売したという。「当日は、来店客に日ごろの感謝を伝える手紙なども用意した。知人や友人も来店してくれ、涙を流して喜んでくれる人もいた」と辛嶋さん。好評につき、新型コロナウイルスの感染状況を考慮した上で、第2弾となる今回の開催を決めた。

 今回は、2日間合わせて100食のまぜそばを用意。「将来、豚骨ラーメン店を開きたいと考えているので、豚骨を前面に出した味にした」と辛嶋さん。選び抜いた豚骨をベースに、隠し味として10種類以上の魚介を加えたタレに仕上げた。麺はモチモチとした食感の自家製太麺。トッピングは地元食材を使う予定だが、開催直前まで試行して決める。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、氏名と連絡先の記入を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、定期的に窓を開け換気を徹底。密を避けるため、時間差を設けて完全予約制で開催する。

 「経験を積み重ねていくために、今後も開催していきたい」と辛嶋さん。「今できる最大限を尽くして作りたい。『おいしかったよ』と笑顔が見られたら」とも。

 開催時間は、7月2日=12時~15時、17時~20時。7月3日=12時~14時、17時~19時。参加費は1,000円。事前申し込み制。7月1日まで電話とSNSで受け付ける。

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