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浜松・田町に和洋食居酒屋 和食とフレンチ融合で「異空間」演出 

「和とフレンチの『異空間』を楽しんでほしい」と話す店主の鈴木さん

「和とフレンチの『異空間』を楽しんでほしい」と話す店主の鈴木さん

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 和洋食居酒屋「和洋食菜Ryusin(リュウシン)」(浜松市中区田町、TEL 053-415-8511)が7月1日、オープンした。

フレンチの調理方法を使った肉料理

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 店主の鈴木竜次さんは、高校卒業後、市内のホテルにフレンチや鉄板焼きのシェフとして7年半勤務。料理の幅を広げたいと、その後も和食店などで店長兼料理長として10年ほど経験を重ねた。新型コロナ禍の影響で厳しい経営環境に置かれる飲食業界の中で、自身の力を試したいと考え独立を決意。フレンチと和食を同時に楽しめる居酒屋としてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約20坪。席数は、テーブル席12席、カウンター席8席の計20席。店舗デザインは、木目のカウンターテーブルや和風の壁画などを使い、モダンながら和を感じる落ち着いた空間に仕上げた。フレンチを身近に感じてもらおうと、箸を使って食べるスタイルで料理を提供する。

 培った経験を生かし、和食からフレンチなどの洋食までを幅広くそろえる。ワインや日本酒、焼酎などのアルコールメニューも豊富に取りそろえ、食事に合う飲み物を提供する「ペアリング」も行う。「どの食事も酒との相性に配慮して調理している。和風の店内でワインを飲む『異空間』を楽しんでほしい」と鈴木さん。食事を取り分けする煩わしさを解消したいと考え、いずれの料理も大皿ではなく個人盛りで提供する。

 フランスのバルバリー地方の肉を使う「鴨胸肉のロースト」(1,980円)は、表面の皮はパリパリに、中はミディアムレアに焼き上げる。フレンチの調理方法を使うことで、臭みのない肉の味を楽しめるという。ヒラメやキンメダイなど、その日に仕入れた鮮魚を使う 「鮮魚のカルパッチョ」(1,320円)は、北区都田のマイクロリーフ専門農家「エムズファーム」から仕入れるディルや春菊などをアクセントに加えて仕上げる。「気まぐれ寿司(ずし)」として、北海道産のウニを使う「ウニトロ巻」(1,100円)などの巻物から握りすしまで、リクエストに応じて提供。このほか、あっさりとした赤身肉が特徴のオーストラリア産の放牧牛「キングアイランドビーフ」を使った「牛フィレステーキ」(2,420円)や、白身魚に和風だしをかけた「海鮮茶漬け」(660円)などを用意する。

 オープン後は、友人や知人を中心に多くの来店があり順調な滑り出しという。「フレンチと聞くと高額と思われがちだが、リーズナブルな価格で提供しているので、気軽に足を運んでほしい」と鈴木さん。「食べられないものやアレルギーなどのリクエストにも応じている。記念日や接待、一人でゆっくりと楽しみたい人まで歓迎するので、幅広く利用してもらえたら」とも。

 営業時間は17時30分~23時。水曜定休。

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