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浜松・引佐町に1日1組のカフェ&宿泊施設 ゆっくりと自然感じるロケーション

いろりで提供する食事

いろりで提供する食事

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 カフェと宿泊施設「みんなのいえ そら」(浜松市北区引佐町西黒田、TEL 090-2779-5876)が9月19日、オープンした。

「みんなのいえ そら」の外観.

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 名古屋市で育った店主の尾方美香さんは、調理師免許を持ち、同市内で飲食事業を手がける会社で経営に携わっていた。都会から離れた暮らしをしたいと考え、東海エリアの郊外の町を回る中で、同所と出合ったという。「自然に恵まれたロケーションと地域の方の人柄に一目ぼれした」と尾方さん。中山間地域への移住をサポートする浜松市の「Welcome集落制度」を利用して同所に自宅を建設。移住を機に、自宅を活用してカフェと宿泊施設を造った。1日1組の完全予約制で営業する。

 同施設は、山の上から見下ろす森の景色広がるロケーション。天竜杉などのむく材をふんだんに使い、木の香りが広がる和モダンデザインに仕上げた。尾方さん自ら間取りを決め、1階には、いろりを囲む土間やまきストーブを置いた部屋、ウッドデッキを設置。2階には、休憩と宿泊ができる8畳と18畳の和室を用意する。

 カフェ営業で提供する「ランチ」(1,500円)は、栗ご飯やブリかまの塩焼き、タイのあら煮などの定食を日替わりで用意する。体に良いものを提供したいと、その日に収穫した、無肥料・無農薬で自家栽培した野菜など、四季を感じる旬の食材を使う。「滞在時間に制限はないので、自然散策や読書など、景色を楽しみながらのんびりと過ごしてほしい」と尾方さん。

 宿泊の場合は夕食と朝食が付く。夕食は要望に応じて、BBQや室内での焼き肉、和食セット料理など。朝食は囲炉裏を囲み、焼き魚や豆腐などの和食を提供する。オプションでランチを付け加えることもできる。

 リクエストに応じてアクティビティを企画し、「よもぎ団子作り」や「農業体験」、「かまどでご飯炊き体験」(以上、1,500円~)などを楽しめる。「遠赤外線ドーム」や「高濃度水素吸入器」など、美容と健康のための設備も備える。

 現在11月末までほぼ予約で埋まっており、リピーターも多いという。尾方さんは「実家に帰ってきた時のように、『ただいま』『おかえり』という感覚で迎えたい。ゆっくりと自然を感じに来てもらえたら」と話す。

 予約を受けた日のみ営業する。宿泊費(1泊夕朝食付き)は、1人当たり平日=7,000円、金曜・土曜・日曜=8,000円。洗剤やタオルなどのアメニティーは持参を求める。

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