食べる

浜松・肴町の居酒屋が移転リニューアル ブランド鶏肉料理と地元産魚介料理そろえる

「選び抜いた食材を生かした料理でおもてなししたい」と話す店主の寺田さん

「選び抜いた食材を生かした料理でおもてなししたい」と話す店主の寺田さん

  • 0

  •  

 居酒屋「食堂てらだ」(浜松市中区肴町、TEL 053-451-5860)が11月25日、移転リニューアルした。

ブランド鶏「美味鶏」を使う「鶏刺し3種盛り合わせ」

[広告]

 元々建設業界で働いていた店主の寺田久泰さんは、30歳を過ぎてから自身で居酒屋を開きたいと考え退職を決めた。自身が通っていた居酒屋を経営する夫婦が楽しそうに働く仕姿を見て、人と人とが触れ合う仕事に魅力を感じたのがきっかけになったという。名古屋や浜松の居酒屋で修業した後、2010(平成22)年に居酒屋「がやがや」をオープン。「九州料理の大衆居酒屋」をコンセプトに営業してきた。

 「リニューアル前はカウンター席がなく、自身の目の届く範囲で、より来店客とコミュニケーションを取れる店にしたいと考えた」と寺田さん。条件の良いテナントと出合ったのをきっかけに、今年10月に「がやがや」を閉店。店名とコンセプトを一新して同店のオープンにこぎ着けた。食へのこだわりを伝えたいと考え、居酒屋ではあるが、店名に「食堂」を付けた。

 店舗面積は約20坪。席数は、掘りごたつ席26席、カウンター席6席、テーブル席4席の計36席。店内はむく材をふんだんに使い、落ち着いた雰囲気の和風デザインにした。

 国産ブランド鶏「美味鶏(びみどり)」を使った鶏肉料理を中心に、舞阪港まで店主自ら足を運び仕入れる魚介や地元野菜を使った料理をそろえる。

 美味鶏のムネとハツ、砂肝を入れた「鶏刺し3種盛り合わせ」(1,408円)は、低温調理することで鶏本来の食感とうま味を引き出す。メニューはこのほか、浜名湖産の生ノリを使った「だし巻き卵 生海苔(のり)あんかけ」(748円)、自家製の「白湯(ぱいたん)」「激辛」「カレー」の3種類のスープから選べる「てらだの鶏鍋」(2人前=2,156円)、旬の地元食材をあんかけで仕上げる「舞阪鮮魚と地野菜の揚だし」(748円)などを用意する。

 オープン後は、リニューアル前の常連の来店も多く、順調な滑り出しという。寺田さんは「落ち着いた雰囲気の中で、選び抜いた食材を生かした料理でおもてなししたい。気軽に来店してもらえたら」と話す。

 営業時間は17時~24時。日曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース