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浜松・天竜二俣駅の副駅名が「どうして!?信康」に 駅構内を「信康」一色に演出

天竜二俣駅の副駅名看板「どうして!?信康」

天竜二俣駅の副駅名看板「どうして!?信康」

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 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区二俣町、TEL 053-925-2276)が3月19日、大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に、天竜二俣駅の副駅名を「どうして!?信康」に掛け変えた。

駅構内入り口に取り付けた「葵の紋の幕」

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 「副駅名」とは、正式な駅名とは別の駅名のことで、正式な駅名に追記して使う。徳川家康の長男「信康」は二俣城城主だったが、謀反の疑いにより21歳の若さで切腹。同町には信康を祭る墓もあり、ゆかりの深い人物として知られる。営業部長の高木信哉さんは「天竜区二俣町をPRして地域観光を盛り上げようと、この看板の設置に踏み切った」と話す。同社内で副駅名を募集したところ約50案が集まり、その中から最もユニークなネーミング「どうして!?信康」に決まったという。

 通常の駅看板は文字が見えやすいよう白ベースのシンプルなデザインだが、今回は看板を目立たせるために紫色の背景に金色の葵(あおい)の紋をデザインした。このほか、駅構内入り口に手書きの木製看板や葵の紋の幕も設置し、駅全体を「信康」デザインに統一した。売店では、駅名看板の「キーホルダー」(880円)も販売する。

 19日に行われた「駅名看板除幕式」では、袴田雄三天竜区長や天竜浜名湖鉄道の松井宜正社長も出席した。信康のキャラクター「信康さん」もゲストで登場し、会場をにぎわわせた。

 「浜松の中心部だけでなく、天竜区や沿線地域にも家康ゆかりの地があるので、足を運んでほしい。駅看板や装飾を見て楽しんでもらえたら」と高木さん。「どうする家康のラッピング列車もあるので、天竜浜名湖鉄道を利用して観光してもらいたい」とも。

 ショップの営業時間は9時~16時。看板の設置は12月末までの予定。

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