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浜松・引佐町にガラス工房 作家夫婦手がけるガラス作品と制作体験

ガラス作家の森智広さん(左)とワタナベサラさん

ガラス作家の森智広さん(左)とワタナベサラさん

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 ガラス工房「奥山硝子(ガラス)工房」(TEL 053-570-0979)が3月10日、浜松市北区引佐町にオープンした。

銀箔を焼き込んで仕上げた「ぐいのみ」

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 ガラス作家の森智広さんとワタナベサラさん夫妻が運営する同工房。森さんはカナダでのワーキングホリデー中に吹きガラス工房を訪れたのをきっかけに、ガラス作家を目指したという。帰国後、北海道や富山県の工房で約15年職人として経験を重ねた。ワタナベさんは大学でガラス制作を学び、富山県の工房へ就職。それぞれ独立を目標に活動してきた中で、結婚を機にワタナベさんの実家がある同所で工房のオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約15坪。工房とガラス作品のショップを併設する。緑に囲まれたロケーションで、明るく入店しやすい雰囲気の工房は、ゆったりとした気持ちで制作できるという。店内壁面は自分たちで塗装し、手作りの木棚に商品を配置して、ぬくもりを感じる店内に仕上げた。

 森さんの作品は、銀箔(ぎんぱく)を多く使い、色鮮やかに仕上げるのが特徴。森さんによると、シンプルなデザインが流行しているが、独自のデザインで特別感を演出するという。銀箔でしま模様を表現した「銀モールグラス」(4,400円)は、内側が金色に輝くよう仕上げた作品。器のコンテストで入賞した作品「紺青星空(こんじょうせいくう)」シリーズの「ぐいのみ」(8,250円)は、銀箔を焼き込むことで星空のような輝きを見せるという。

 ワタナベさんの作品は、やさしい雰囲気のイラストや色合いが特徴。森さんの作品との違いも楽しめるという。クマやパンケーキなどを描いた「おやつ」シリーズは、「グラス」(4,950円)や「デザートカップ」(4,400円)をそろえる。

 このほか、初心者でも安心して挑戦できるようにサポートする「制作体験」(1人=4,400円)を用意。グラスや器が制作できる「吹きガラス体験」や、オリジナル模様をいれた「ペーパーウェイト」などのメニューを用意する。

 「溶けたやわらかいガラスを見る機会は少ないと思うので、体験はもちろん、気軽に工房見学もしてもらえたら」と森さん。「個性あるアイテムを日常使いやプレゼントにも利用してほしい。選ぶ楽しさも味わってもらいたい」とも。

 営業時間は9時~17時。火曜定休。制作体験の予約は、電話と同店ホームページで受け付ける。

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