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浜松・元城町のダイニングバーが11周年 テイクアウト事業拡大に挑戦

「HACHI」店主の橋爪さん

「HACHI」店主の橋爪さん

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  ダイニングバー「HACHI(ハチ)」(浜松市中区元城町、TEL 053-522-9243)が9月20日、オープン11周年を迎えた。

リクエストに応じてアレンジするテイクアウト用の弁当

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 店主の橋爪厚志さんは、東京の飲食店で経験を重ねた後、地元浜松で店を開こうと考え、2013(平成25)年に繁華街「有楽街」に同店を出店。自分の目の届く規模の店にするため2016(平成28)年、現在の場所に移転リニューアルした。

 移転後も順調に経営してきたが、コロナ禍の影響で来店客が激減、売り上げも半分以下に落ち込んだという。生き残りを掛けた新しい挑戦として、テイクアウトサービスを本格的にスタートした。コロナ禍が落ち着いた現在もリピーターが多く、同店の事業の新しい柱になりつつあるという。メニューは、「弁当」(700円~)、「オードブル」(2~3人前=2,200円~)、「フルーツサンド」(2~3人前=1,900円)などを用意。できたてを提供できるように食べる時間を逆算して調理しているという。「リクエストに応えて、メイン料理の変更や子ども向けのアレンジもしている。お客様に喜んでもらうことが一番」と橋爪さん。

 店舗面積は約15坪。カウンター=7席とテーブル=16席。黒とグレーを基調にした落ち着いた雰囲気の店内でワインと食事を楽しめる。

 食事メニューは、イタリアンやフレンチの要素を取り入れた欧風料理。チーズと生クリームを加えた卵にトリュフをかけて焼き上げる「トリュフ香るスクランブルエッグ」(820円)は、とろっとした食感に仕上げる。同店定番の肉料理「牛リブロース 赤身肉ステーキ」(200グラム=2,400円)は、脂のしつこさがなく肉のうまみを感じられるよう調理する。このほか、鶏肉の皮面をパリッと焼き上げた「鶏もも肉のソテー ゴルゴンゾーラソース」(1,200円)や、混ぜ合わせた豚挽肉と鶏レバーを型に入れて作るフランス料理「パテドカンパーニュ」(900円)などを用意する。

 ワインは、フランスやイタリア、スペイン、チリなど世界各国の銘柄を常時約200種類そろえる。店主が選び抜いたワイン15種類に加え、ビールやハイボールなどを対象にした「飲み放題プラン」(2時間=2,750円)も用意する。

 9月14日~22日には周年記念として食べ飲み放題プランを企画、常連はもちろん新規客も訪れ連日満席で賑わったという。橋爪さんは「知人や友人、常連客など、多くの方がコロナ禍の中も常に気にかけてくれていた。その支えがあったから今があるので、本当に感謝している。今後さらにテイクアウト事業を拡大して、12年目の新たな形を築いていきたい」と話す。

 営業時間は18時~23時。

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