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浜松・蜆塚にメキシコ料理店 「メキシコ料理をより身近に」

メキシコ料理店「QUE PADRE」店主の大石卓外さんと妻の千分さん

メキシコ料理店「QUE PADRE」店主の大石卓外さんと妻の千分さん

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 メキシコ料理店「QUE PADRE(ケ・パドレ)」が12月6日、浜松市中央区蜆塚にオープンした。

チキンタコライスの「日替わりプレート」

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 海外の飲食店で料理人として経験を重ねた店主の大石卓外さんが、妻の千分さんと2人で立ち上げた。卓外さんはオーストラリアとカナダで生活し、現地の飲食店でスパイスを使った肉料理などを学んだ後に帰国。経験生かして移動販売のタコス専門店を立ち上げた。「独立当初から店を持ちたいと考えていた」と卓外さん。移動販売を3年ほど続けた後に、同店のオープンにこぎ着けた。店名は、メキシコで「いいね」や「最高」を意味する言葉に由来する。卓外さんはメキシコ料理について「いろいろな味が絡み合った複雑さが特徴。地元の食材などを使い、組み合わせ次第でアレンジできるのも魅力」と話す。

 店舗は約10坪。席数は、カウンター席5席、テーブル席8席、テラス席4席。店舗デザインは、「studio calm」が手がけた。凹凸のある風合いが魅力の塗り壁は落ち着いたトーンのピンク色で、家具や棚にはブルーのアクセントカラーを使う。一枚板のカウンターテーブルを置いたテラス席の横にはサボテンを植えてメキシコらしさを演出。食器はメキシコで買い付けた皿や地元作家の作品などを使う。

 タコス3ピースをメインにした「タコスランチ」は、日替わりスープ、ピクルスなどの付け合わせ、自家製トルティーヤチップスをセットにする。タコスの具材はチキン、ポーク、ビーフ(追加100円)、海鮮、野菜の5種類から選べ、皮はブルーコーンを使い手作りしている。野菜は「健康でおいしい野菜」をモットーにする地元の「加藤農園」(都田町)から仕入れる。

 このほか、「日替わりプレート」ではメキシコの伝統料理「モレ」やタコライスなどを提供。「ブリトーランチ」(以上、1,400円)やザクザクとした食感を楽しめる自家製スイーツ「全粒粉のチュロス」(400円)も楽しめる。テイクアウト用のセットメニューも用意する。

 今後はディナー営業も予定している。卓外さんは「今後は『ヒュージョンメキシカン』をコンセプトに、世界の食材や調味料を融合させたオリジナル料理を提供したい。メキシコ料理をより身近なものにできたら」と話す。

 営業時間は11時~17時(14時以降はテイクアウトのみ)。月曜定休。

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