見る・遊ぶ

浜松のそば店「naru」が3周年-記念で廃材シャンデリアのイベント

多くのぬいぐるみや廃材を再利用したシャンデリアとソファ

多くのぬいぐるみや廃材を再利用したシャンデリアとソファ

  • 0

  •  

 浜松・板屋町のそば店「手打ち蕎麦(そば) naru(ナル)」(浜松市中区板屋町、TEL 053453-7707)が7月28日で3周年を迎えた。これを記念して30日、同店のイベントスペースで古い廃材、ぬいぐるみ、おもちゃなどを使って一点物のシャンデリアを組むアーティストKim Songhe(キム・ソンヘ)さんの個展を開いた。

[広告]

 店主の石田貴齢さんは「開店当初はそばというと、ある程度年を重ねた人が食べる嗜好(しこう)品というイメージがあった。もっと若者が来やすいカジュアルな店を作ろうと思った。それが故に年配客が来ても『ここはそば屋?』と聞かれることもあり、受け入れられないことも多かった。最近では口コミなのか、年配の方にも足を運んでもらえるようになった」と話す。

 店舗面積は14坪で、席数は20席。麺は自家製粉のそば粉を使用。店舗隣には20坪のイベントスペースを設け、ギャラリー、イベント、ライブなどに使われている。「面白い企画展やちょっとおしゃれなものというのは浜松を通り越して名古屋や大阪に行ってしまい入ってこない。そうしたものを開きたい反面、キャパシティーの問題などもあり、今までも地元のつながりでの企画が多く、外からのものを呼んでくることが難しかった。当展は知人のつながりから実現したもの。既に県外からの観覧者もある」と石田さん。

 キムさんの作品は廃材や玩具などをほぼ全て手作業でシャンデリアにしてしまもの。「生命を失いかけたものに新しい命を吹きこみたい」というコンセプトの下、不要になったぬいぐるみやおもちゃ、廃材がシャンデリアとして生まれ変わる。東京のセレクトショップなどのウインドーディスプレーなども手掛けたことがあり、今回は「Francfranc(フランフラン)」とのコラボレーションにより製作されたソファも展示する。

 石田さんは「自分たちが好きだと思う事をぶれずにやっていかなかればいけない。それはそばも一緒。そばも企画展も、気になった方は入ってきてほしい。味わって、観覧して、面白さを見いだしていただき、共感できる人たちが集まってくれれば」と話す。「今後は、そばメニューの充実もしていきたいし、そば屋としての可能性も広げていけたら」とも。

 営業時間は11時30分~14時30分、18時~21時30分。イベントスペースは20時ごろまで(日曜は12時まで)。月曜・祝日定休。個展は今月14日まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース