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浜松で「本を持ち寄り」展覧会-好きな本について話すトークイベントも

各種の本が並んだ前回の会場の様子

各種の本が並んだ前回の会場の様子

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 浜松・鴨江の「浜松市鴨江別館」(浜松市中区鴨江)で11月3日、本の展覧会「Terminal of books ~みんなで持ち寄ってつくる本の展覧会~」が始まった。主催は子どもを対象にしたアートワークショップ「こどもアートスタジオ」。昨年に引き続き今回が2回目の開催となる。

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 一般から本を募集し、借りた本を展示する同展。「美しい本」「よくわからない本」「何度も読んだ本」「頼りになる本」「誰かと読んだ本」などの28種類のあらかじめ決められたテーマに沿って集め、テーマごとに分けて本を展示する。

 こどもアートスタジオの青木明子さんは「前回参加してくれた方から『また、やりたい』『本を選ぶ段階から自身や家族とともに楽しめた』という声を頂いた」と話す。「本を見つめ直すことで自分自身も過去の自分に出会えたり、あらためて旧知の人たちと出会い直せたり、出会えなかった人と出会えたりする。その出会いから『そうだったね』『そうなったらいいね』という共感が生まれ、地域の活性化、まちづくり、人作り、子どもの環境のことなどにつながっていけば」と期待を寄せる。

 会場では、カギヤハウストモノカナコさんによる「ZIHE(ジン)PLACE」(ハンドメードブックス)のワークショップや、持ち寄った好きな本について話すトークイベント「cafe the eel presents『BOOK TALK』」(4日18時30分~)、子どもによる手作り品ショップ「こどもショップ」(5日11時~16時)、世代の異なるゲスト4人によるクロストークショー「フリーゾーンとしての書物」(同14時30分~)などのワークショップも予定する。

 青木さんは「本好きが増えて、個性的な古本屋さんや、書店が街に増えるとうれしい。ターミナル・オブ・ブックスはイベントではなく、地域の文化力を創る、耕し、種まき、コミュニケーションをデザインするプログラム」と話す。

 開催時間は10時~18時(4日・5日・11日・12日は20時まで、13日は15時まで)。今月13日まで。

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