浜松で井伊直政を紹介するイベント-牛乳パックのよろいも紹介

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 浜松の「楽器博物館」(浜松市中区中央3)2階の音楽工房ホールで1月9日、「逆境に負けない浜松魂!!徳川四天王 井伊直政 ~講談と語りと赤備え武将隊~」が開催される。主催は「浜松歴女探検隊」(TEL 080-1563-3434)。

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 直政は、徳川四天王と称される大名にまで上り詰めた武将。昨年は井伊家発祥から千年目にあたり、奥浜名湖で井の国千年祭が行われた。同イベントは浜松市北区出身の武将「井伊直政」の生涯を取り上げる。

 「井の国千年祭に参加したことで、浜松出身の素晴らしい武将について奥浜名湖以外の浜松の人たちにも広く知ってもらいたいと思い開催する」と同会会長の林浩世さん。

 当日は、浜松出身の講談師・田辺一邑さんが講談を行う。直政の不遇な幼少期からの出世物語と、直政の養母でもあり井伊家を支えた女城主の次郎法師の物語「井伊次郎法師直虎」を語るほか、直政のこぼれ話などもあるという。さらに、歴史研究家の熊谷光夫さんが、スライドショーを使って浜松の後、高崎や彦根などへ移動した直政の生涯を紹介する。

 展示ギャラリーでは切り絵や版画、写真のほかに北区引佐渋川の長山剛士さんが作った直政の代名詞でもある「赤備え」のよろいやかぶとを牛乳パックなどで手作りしたものを展示。実際に試着することもでき、作り方なども紹介する。昨年11月に行われた浜松出世城まつりではよろいを子どもたちが着て足軽隊に扮(ふん)した。

 「直政の苦労をバネにして出世していった生涯を知ることで、これからの浜松の子どもたちにも、逆境に負けない強さを知ってもらいたい」と林さん。「井伊直政という武将が浜松に居たという誇りを広めることで、浜松の歴史文化に貢献していければ」とも。

 開場は12時、開演は13時。料金は1,000円。事前の申し込みが必要。

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