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浜松で東日本大震災のお礼ジャズライブ-「フェス」つながりで開催実現

今回演奏する「Happy Toco」。左から榊原さん、佐藤さん、岸川さん、佐藤さん

今回演奏する「Happy Toco」。左から榊原さん、佐藤さん、岸川さん、佐藤さん

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 浜松・早馬の「クリエート浜松」(浜松市中区早馬)1階のふれあい広場で2月18日、ジャズユニット「Happy Toco」による「Live at Create Hamamatsu」が開かれる。

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 同ユニットは、ブラジル音楽、ロマ音楽、アイルランド音楽、ミュゼット、タンゴなど世界中の民族によるさまざまな音楽を採り上げてオリジナルのジャズアレンジにして演奏する4人で構成される。

 メンバー全員が東北出身でJR仙台駅の発車音楽を作曲したピアニストの榊原光裕さん、美術館や歴史的建造物、小学校などでのコンサートを開催し、「セシリア倶楽部」を率いるバイオリニストの佐藤聡子さん、手作りの楽器などあらゆるパーカッションを操りヘビーロックバンドでも活動しているドラマーの岸川雅裕さん、地元岩手のピアニストとも活動しているベイシストの佐藤弘基さん。

 もともと浜松で開催されている音楽祭「やらまいかフェスティバル」が、仙台の音楽祭「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」と親交があった。東日本大震災の後に浜松では被災地応援のための「元気ライブ」を5月に開き、集まった義援金の一部を定禅寺ストリートジャズフェスにも送ったことから、その実行委員長でもある榊原さん自身のユニットのライブがそのお礼として今回開くことになった。

 「やらまいかフェスを立ち上げる際にお世話になった縁で交流を行っていた。『ぜひ浜松でライブを開きたい』と言ってくださった定禅寺の皆さんの気持ちが大変うれしい」とやらまいかフェス実行委員の杉山治一さん。

 演奏曲は、イタリアの作曲家モンティの曲で中東欧に住む移動型民族のロマ民族をモチーフとした「チャールダーシュ」やスペイン語で「祝祭」という意味を持つ「ラ・フェエスタ」など。ラ・フェエスタはジャズフェスティバルという「祭り」つながりで浜松の人たちと縁が深くなったという意味を込めて選んだ。全部で8曲程度の演奏を予定する。

 杉山さんは「これが音楽祭同士の交流が深まるきっかけになってくれれば。今まで以上に市民同士の絆が深まればと思っている」と話す。

 18時30分開場、19時開演。入場料は2,500円。申し込みは杉山さん(TEL 053-463-5581)まで。

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