浜松でピアニスト育成公開レッスン 表現力やステージマナーまで指導

昨年のレッスン風景

昨年のレッスン風景

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 浜松のアクトシティ(浜松市中区板屋町)で3月11日から、「第20回浜松国際ピアノアカデミー」が始まる。

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 アクトシティの設備を活用したコンサートピアニストを育成する同プログラム。1996年から毎年開催。今年はピアニストの中村紘子さんを音楽監督に招くはか、海外から教授陣を招き、レッスンやレクチャーコンサートなどを10日間にわたり行う。

 レッスンを受けるのは公募により選ばれた11~23歳の学生24人。それぞれグループに分かれ順番に教授から1対1のレッスンを受ける。企画では「世界に通用するコンサートピアニスト」の育成を目指しており、技術面のほか表現力やステージマナーまで指導を受ける。レッスンは観覧料金を支払うことで一般の人も見ることができる。「公開レッスンを見に来る人の中にはピアノの先生など教える立場の人もいる」と同企画事務局の柴田夏海さん。

 プログラム後半ではアカデミーで培った成果を試すべく模擬コンクールを実施。受講生全員で予選を行い、予選通過者5人が本選に進む。本番さながらのシチュエーションを体験することで、演奏だけではなくコンディションの整え方も学ぶ。

 受講生のレッスン観覧のほか、教授によるコンサートや子どものためのレッスン、ピアニストのための筋肉トレーニング講座などの公開も予定している。

 「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝したチョ・ソンジンさんや、数々の国際コンクールで入賞している後藤正孝さんなどもアカデミーの修了生。「これまでの受講生の中にはプロになり海外でも活躍しているピアニストもいる」と柴田さん。「貴重なレッスン風景が見られる機会なのでぜひ足を運んでいただきたい」とも。

 3月20日まで。

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