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浜松でリオ五輪関連イベント サンバショーやブラジル料理食べ放題など

多くの方の来場を期待する「グランドホテル浜松」企画課課長の古賀孝幸さん

多くの方の来場を期待する「グランドホテル浜松」企画課課長の古賀孝幸さん

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 第31回オリンピック競技大会がブラジルで開催されている現在、全国でもブラジル人の居住人口が多い地域として知られる浜松市内各所で、さまざまなイベントが行われている。

「家庭ブラジル料理フェスティバル」では約70種類以上のメニューが並ぶ

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 「グランドホテル浜松」(中区東伊場)では、8月5日~12日の8日間、「ワールドサマーフェスティバル」を開催。30年以上も続く同イベントは、毎年サンバやハワイアン、ラスベガスをテーマにしたショーを行い、昨年は6500人を集客した。入場料は、飲み放題にオードブルが付いて、大人=6,500円、子ども=3,200円。今年はリオ五輪の開催に合わせ、ブラジル本国からプロのダンサーを呼び「リオのカーニバル」さながらのパレードを再現。アクロバット自転車のBMX元ブラジルチャンピオンのジェームス・ヨギさんによるパフォーマンスショーもステージに花を添える。

 「仕事帰りに仲間と暑気払いを兼ねて訪れていただければ」と企画課課長の古賀孝幸さん。「子ども向けの企画もあるので夏のお祭りとして、家族で一緒に楽しんでいただきたい」とも。

 ブラジルレストランと輸入食品店「セルヴィツー」(中区砂山)では、ランチとディナーの90分食べ放題バイキング「家庭ブラジル料理フェスティバル」を企画。最大約100席の店内にはステージがあり、カラオケ大会などの各種イベントも定期的に開催。8月中は他の場所でサンバショーが行われるため、時期をずらし9月10日にサンバショーの開催を予定している。

 同企画の料金はドリンクバーが付いて1,500円(土曜・日曜・祝日=1,700円)で、70種類以上のブラジルの家庭の味を食べ放題で楽しめる。ブラジル料理では、肉を大きな串に刺して焼きながら切り取るシュラスコを思い浮かべやすいが、シュラスコは記念日や祝いの日に食べる特別な料理だという。今回は、日常の家庭の食卓に並ぶ各種のブラジル料理を味わえるのが特徴。ブラジルの国民食と呼ばれる豆と肉の煮込み料理「フェジョアーダ」や食卓には欠かせないブラジルのフランスパン、チーズパン、ほかにも牛や豚、鳥を使った肉料理、パスタ、サラダ、デザートなどをそろえる。

 「バイキングでは一般的なブラジルの家庭料理を楽しんでいただきたい」と増子利栄社長。「日本人やブラジル人、他にも国籍に関係なく多くの方々の交流の場を提供できたら」とも。

 ほかにも在浜松ブラジル総領事館(中区元城町)のジョゼ・アントニオ・ピラス総領事も浜松でリオ五輪の講演を行うなど、五輪開催にあたり地元のPRに余念が無い。

 2月19日に「グランドホテル浜松」で行われた日伯交流協会2016年度総会・第42回例会でゲスト講演者として出席。7月17日には「浜松市多文化共生センター」で、ブラジル日本交流協会と浜松国際交流協会が主催し、当総領事館後援のブラジルセミナーが開催され、リオ五輪についての講演を行った。

 「リオ五輪は現代的な競技会場と世界文化遺産でもある美しい景観を舞台にした素晴らしい競技大会。必ずや世界の人々を魅了するでしょう」とジョゼ総領事。「リオ五輪の開幕は2020年東京五輪の幕開けでもあります。両国の成功を祈っています。オリンピックを一緒に楽しみましょう」とも。

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