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浜松科学館で「科学の進歩」テーマに30周年展 初期型ファミコンも

コントローラーのA・Bボタンが四角の最初期型ファミコン

コントローラーのA・Bボタンが四角の最初期型ファミコン

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 浜松・北寺島町の浜松科学館(浜松市中区北寺島町、TEL 053-454-0178)1階の無料エリアで現在、開館30周年特別企画「30年ここまで進んだ科学と技術展」が開催されている。

「テレビの進化」を展示しているコーナー

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 開催にあたり、30年前のブラウン管テレビや小型オーディオプレーヤー、家庭用ゲーム機などを市民から広く募集。「集まったものを整理し紹介することで、次代を担う子どもたちや市民に未来への展望を描くきっかけとなれば」と企画し、約100点を集めた。

 パネル展では約70点を展示。「家庭用ゲーム機の進化」「テレビの進化」「ティラノサウルスの変化」「携帯電話の進化」「小型オーディオプレーヤーの進化」「その他、30年前の製品」の6つのテーマに分けて紹介。「ファミコン関連の初期の製品が、これほど多く集まるのは珍しい」と鶴田雅之副館長。コントローラーのA・Bボタンが丸ではなく四角の形の最初期型ファミコンも並ぶ。

 土曜・日曜・祝日と冬休み・春休み期間には「体験コーナー」も開設。黒電話やワープロ、レトロゲーム、手回し計算機などを子どもたちが実際に見て、触れて、体験しながら、30年でどれだけ時代の技術が発展したのかを学ぶことができる。2階の常設展エリアの体験コーナーでは、最新の360度カメラも展示する。

 会期中の1月28日に「週刊ファミ通」の林克彦編集長が「ファミ通とゲームの歴史、その未来」、3月11日にパナソニック商品企画の技術者が「洗濯機の仕組みと謎」、3月18日に東芝の技術者が「液晶テレビREGZAの仕組み」をテーマに特別講座を開く。

 「懐かしい展示品が多くあるので、子どもたちと一緒にお父さんやお母さんにも来ていただけたら」と安藤隆敏館長。「今後も科学の不思議さや面白さを子どもたちに伝える企画ができたら」とも。

 開館時間は9時30分~17時。月曜・祝日の翌日定休。同展の入場は無料。4月2日まで。

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