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浜松・山東に十割そば店 全国のそば粉を使い、都会離れ天竜で開業

手打ちでこしや弾力仕上げた10割そばの「ざるそば」

手打ちでこしや弾力仕上げた10割そばの「ざるそば」

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 そば店「手打ちそば ハナレ」(浜松市天竜区山東、TEL 053-589-3522)が12月7日、浜松・山東にオープンした。

150年以上経つ柱や張りを残した古民家を改装

 実家がそば店で、高校卒業からそばを打ってきた店主の石井邦明さん。その後、東京や大阪でそば店の料理長を務めてきたが、さらにこだわったそばを提供したいと独立を考えていた。妻の実家が天竜区にあり、帰省するたびに自然の素晴らしさを感じ、いつかは天竜の地で店を出したいと思っていた石井さん。妻が独り身の親の面倒をみたいという気持ちがあったことから天竜での独立を決意。自然に囲まれた理想の古民家を見つけ、オープンにこぎ着けた。

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 店舗面積は約14坪で座敷20席を用意。平屋の古民家の厨房のみを改装し、梁や柱は約150年前のものをそのまま残す温かみのある雰囲気。「東京や大阪では、土日合わせて500人前のそばを打つほど忙しかった。自然豊かな静かな場所で店を始めたかった」と石井さん。

 そばは全国から取り寄せたそば粉を使った手打ちそばを月替りで提供。弾力のある福井県大野産や、薄緑色の群馬県赤城産、弾力もあり色も良い滋賀県竜王産などさまざまなそば粉を使う。どれも色や香り見た目が違い、その違いを楽しんでもらいたいという。十割そばで、こしや弾力よく仕上げた打ちたてを提供。あえてそば粉はブレンドせず、その地方のそば粉の特色を感じられるようにしている。メニューは「ざるそば」(870円)や、「九条ネギそば」(1,080円)、「鴨南蛮そば」(1,400円)などを用意。鴨そばは鴨肉だけでなく、ショウガやネギと鴨肉の肉団子を入れ工夫する。

 サイドメニューにそばの実やごま、くるみの入ったみそを炙(あぶ)った「焼きみそ」(430円)や、そばのつゆを使った「玉子焼き」(630円)なども用意。デザートのそば茶を煮詰めて作った「そば茶プリン」(450円)は、ほとんどの客が注文するほど人気があるという。

 「今後は季節の食材や地元の食材を使ったメニューを出していく予定」と石井さん。「味だけでなく空間でも癒やされるような店にしていきたい」とも。

 営業時間は11時30分~15時。夜は予約制。火曜・水曜定休。