浜松・大平台に「一九」の手打ちそば店-元教員が夫婦で開く

一見すると普通の住宅に見える店舗入口

一見すると普通の住宅に見える店舗入口

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 浜松・大平台に5月10日、そば店「手打ち蕎麦-たけがみ」(浜松市西区大平台1、TEL 053-482-8228)がオープンした。

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 店舗は大平台の住宅街にあり、一見すると一般的な住宅のようなたたずまいにのれんが1枚だけ掛けられた白い店舗。オーナーの竹上仁章さんが妻と2人で切り盛りし運営、現在は東京で働く日本料理職人の二男が応援で手伝っている。

 もともと学校の体育教員で、退職時は校長職まで勤めた竹上さんは「10年ほど前からそば打ちはやっていた。定年後、何もしないのではと思い『15年ぐらい頑張ってみるか』と思い、東京で1年間修行して始めた」と話す。

 店で使うそば粉は、信州のそば粉を9割使用した一九(いちく)そば。そばつゆは関東風をベースにしょうゆの香りが強すぎないように工夫し、まろやかさを出すようにしている。

 店舗面積は15坪。席数はテーブル席で20席。メニューは「ざるそば」(800円)、「深山ぶっかけそば」(1,200円)、「ざるうどん」(700円)など。「天ざる」(1,500円)は一般的にブラックタイガーなどのエビを使うが、同店では車エビを使用するこだわりをみせる。中でも「にしんそば」(1,100円)は福井で甘露煮に加工したニシンを仕入れて提供しているという。

 竹上さんは「開店後は前職の同僚や教え子が来てくれる。そばを食べてはおいしいと入ってくれるのでうれしい。この年になると金もうけはいいので、みんなが喜んでくれれば」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分。夜は予約制。日曜・月曜定休。

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