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浜松にラーメン新店 2メートルの高さに打ち上げる麺の湯切りも

京都ラーメンをベースとした「しるしラーメン」

京都ラーメンをベースとした「しるしラーメン」

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 浜松・半田山にラーメン店「遠州濱松 拉麺(ラーメン) しるし」(浜松市東区半田町、TEL 053-420-0515)がオープンして1カ月がたった。

フライドチキンのような食感のから揚げ

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 店主の外山進也さんは、市内のホテルで中華料理の修業をした後、九州や東京のラーメン店で約8年間勤務。その間、ラーメンスタジアムやラーメン国技館など、多くのラーメンイベントにも出店した。その後、地元の浜松に戻り、総合デベロッパーである「アサヒハウス工業」に入社する。

 今回、同社の飲食部門でラーメン店立ち上げの企画が持ち上がり、豊富な業界経験を持つ外山さんに店主を依頼。メニュー開発から店舗デザイン、コンセプトなどすべてを外山さんが行う形でオープンにこぎ着けた。「自分の知識や経験をすべて出したラーメン店になった」と外山さん。

 店舗面積は約24坪。席数はカウンター10席、テーブル22席の計32席。店内はモノトーンを基調としたスタイリッシュな空間に仕上げた。厨房(ちゅうぼう)は最大2メートルの高さまで打ち上げる麺の湯切りが見えるように、オープンなレイアウトを採用している。

 提供するラーメンは、豚骨スープと鶏ガラスープを合わせ、背脂を浮かして提供する京都ラーメンをベースに開発。豚骨と鶏ガラのバランスを重視し、同店のベースとなる「しるしラーメン」や、鶏ガラスープを強く押し出した「中華そば」(以上650円)、4種類のみそに炒(い)ったピーナツと3種類の香味野菜を合わせたみそダレを使った「味噌(みそ)ラーメン」(720円)など。ラーメンの種類に応じ、全てスープも替えて提供しているという。

 サイドメニューにもこだわる同店。米粉と強力粉、かたくり粉に5種類のスパイスを混ぜた衣をまとわせ、フライドチキンのような触感と風味を実現した「しるし から揚げ」(1個=100円、2個以上から注文可)、バターを入れて炊き上げたご飯から作る「チャーハン」(580円)、濃厚な生クリームを使い、固まるギリギリのゼラチンで滑らかな食感を実現した「特製杏仁(あんにん)豆腐」(200円)などを用意する。から揚げは、土曜・日曜には1日約300個売れる人気商品。杏仁豆腐は、食後の満足感を与えたいという思いから用意した採算度外視の商品だという。

 「来店した子どもが将来ラーメン店をやりたいと思えるように、夢を与えられるような店になれば」と外山さん。「全てのメニューにこだわっているので、全メニュー制覇してほしい」とも。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~22時(土曜・日曜・祝日は11時30分~22時)。木曜定休。

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