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浜松で鉄アートの展示会 30点以上の鉄作品が会場狭しと並ぶ

さまざまな作品が並ぶ展示風景

さまざまな作品が並ぶ展示風景

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 浜松・早馬の「クリエート浜松」(浜松市中区早馬)3階で現在、鉄で作られた作品の展示会「鉄の美術館 はままつArt・鉄・人(アーテツト)ギャラリー2016」が開催されている。主催は「はままつArt・鉄・人」(TEL 053-472-2735)。

鉄で作られた蝶「Flora(フローラ)」

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 3年前からイベントなどで鉄を使った作品を展示している同団体。「浜名湖花博2014」で展示した際に同所の館長が興味を持ち、団体に声を掛けたことをきっかけに実現。同団体にとって公共の場での単独展示会は今回が過去最大規模となる。

 展示作品は30点以上。「はままつArt・鉄・人」所属の作家や静岡文化芸術大学、浜松工業高校、天竜高校の学生のほか、一般企業3社も参加。同団体所属作家からは、「風工房(ふうこうぼう)」さんのアニメ映画のキャラクターをモチーフに、タンクやハンドルなどを独自に作りカラーリングした「豚のバイク」や、「じんぱち」さんの鉄で作ったテニスラケット「Rose Racket」、「マノミホ」さんの目がステンドグラス製で光る仕組みになっている鉄の蝶「Flora(フローラ)」などを展示する。

 静岡文化芸術大学の学生はフラミンゴ型のオブジェや女性が座っている姿のオブジェ、鉄とブロンズで作ったスカートなどを展示。浜松工業高等学校の学生は文化祭で実際に使った「ポン菓子機」やボルト、ネジで作った「ボルト人形」、天竜高等学校の学生はサケをつるしたデザインのオブジェやエッフェル塔のオブジェなどを展示する。企業からは、水道管材店「丸一夏目商店」の管材を使って作った椅子やハンガーや溶接などの体験教室を行う「ミライファクトリー」のネームプレート、ネジの製造・販売を行う「橋本螺子(らし)」の商品「ねじブロック」の展示などを行う。

 週末にはイベントも開催予定。16日には浜松出身のリコーダー奏者・桐畑奈央さんによるミニ演奏会を開催。当日使われる譜面台は同団体代表の内藤照幸さんが鉄で製作したという。17日には橋本螺子によるねじブロックの体験教室を実施。両日は先着50人に餡(あん)が入ったまんじゅう「あいあんまん」も配布する。

 「産業の町である浜松から鉄は切り離せないものだと思うので、作品を通じて鉄の魅力を知ってもらいたい」と内藤さん。「学生にも参加してもらっているので、若者にもものづくりの素晴らしさを伝えたい」とも。

 開催時間は10時~18時(17日は16時まで)。入場無料。1月17日まで。

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