子どもが安心して食べられるポン菓子、浜松の企業がオーガニック米使い商品化

オーガニックにこだわったライスパフ。左から、ひなあられ、チョコレート、砂糖、無糖

オーガニックにこだわったライスパフ。左から、ひなあられ、チョコレート、砂糖、無糖

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 浜松・尾野でオーガニックのスイーツと製菓原料を販売する「エンテック」(浜松市浜北区尾野、TEL 053-571-8881)が1月15日、自家栽培の米を使った菓子「ライスパフ」を発売した。

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 ライスパフは専用の機械で米を加熱・加圧して作る菓子で、ポン菓子とも呼ばれる。オーガニックのライスパフを販売するのは県内で同社が初となる。

 オーガニックにこだわり商品開発を行ってきた同社は、米を使ったドリンク「ライスミルク」の製造と販売を手掛けている。当初はオーガニックの米を仕入れ加工のみを行っていたが、よりリーズナブルに提供するために昨年5月に自社で米の栽培を開始。約800キロの収穫に成功した。自社栽培した米を使った新たな商品を考えた際、ライスミルクと相性が良く、気軽に食べられる菓子という視点からライスパフを選定。専用加工機械が手に入ったため発売にこぎ着けた。

 米の栽培には農薬と化学肥料を一切使わず、米以外の原材料も全て有機JAS認定を取得したオーガニック原料を使う。「子どもが食べた時に安心して食べることができる商品を提供したいという思いから、チョコレートや果糖などの原材料も全てオーガニックにしている」と責任者の金沢強さん。

 商品は「チョコレート」「砂糖」「無糖」(各146円)と、オーガニックの着色料を使い白、ピンク、緑のライスパフが混ざった「ひなあられ」(196円)の4種類。米の味を生かし、淡い甘さで味付けしているという。

 「栽培から加工、ラッピングまで全て自社でやることでリーズナブルな価格を実現した」と金沢さん。「スーパーで気軽にオーガニック食品が買える世の中になるようにしたい」と意気込む。

 販売期間は、ひなあられのみ3月3日まで。ホームページから購入できる。

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