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浜松の焼き鳥店が移転5周年 常に新しい味に挑戦する姿勢で

おすすめの日本酒「一白水成」を持つ店主

おすすめの日本酒「一白水成」を持つ店主

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 浜松・田町の焼き鳥店「鶏鯱(とりしゃち)」(浜松市中区田町、TEL 053-454-5670)が7月7日、5周年を迎えた。

人気の串焼き「サンマ串」

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 店主の武田稔比呂(としひろ)さんは6年間焼き鳥店で修業した後、10年前に新居町で同店を立ち上げた。地元である浜松で勝負がしたいという思いから5年前に移転。今回移転5周年を迎えた。

 移転からの5年間を振り返り、武田さんは苦労の連続だったと話す。移転後1~2年は客が少なかったが徐々に口コミで広がっていった。「リーズナブルな焼き鳥と日々新しい味を追求していることで常連客が増えていくことにつながっていったと思う」と武田さん。転機となったのは、魚をきれいに食べることのできない客のニーズを考えて作った「サンマ串」がメディアに取り上げられたことだったという。

 店舗面積は11坪。席数はカウンター8席、テーブル8席の計16席。店内は、接客を大事にしたいという店主の思いから、調理場とカウンターが近い造りとなっている。5月~10月には屋外席も用意してビアガーデン利用客を見込む。

 メニューは、国産鶏を使った、モモや皮、ボンジリなど14種類の部位を用意した「焼き鳥」(各160円)や、人気の創作串焼き「サンマ串」(280円)、シイタケにひき肉を詰め焼いた「シイタケの肉詰め」(220円)など。焼き鳥は、特に塩加減にこだわっており、その日の天気や気温によって変えているという。ほかにも、一本買いした牛タンの付け根である「タンモト」のみを鉄板焼きにして提供する「厚切り牛タン」(680円)や宮崎から仕入れ提供する「炙り鶏白レバー」(980円)、客の5割~6割が〆(しめ)に食べるという、牛スジを煮込み作り上げる「別腹カレーライス」(540円)など串焼き以外のメニューも約40種類用意する。厚切り牛タンは、牛タンの仕入れ日である火曜と金曜の1日で売り切れてしまうという。

 日本酒にもこだわる同店。毎月1回日本酒のメニューを入れ替え提供。日本酒目当てに毎月一度来店する常連客も多いという。今月提供する銘柄は、京都伏見の藤岡酒造の「SOOKUU(そうくう) 夏純米生酒」や秋田の福禄寿酒造の「一白水成(いっぱくすいせい)」(以上800円)など約10種類を用意する。

 「飽きなさせない料理を追求し、常に新しい料理に挑戦していきたい」と武田さん。「この場所に腰を据え10年、20年と続けていきたい」とも。

 営業時間は17時30分~24時。木曜定休。

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