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浜松の地ビールレストラン20周年 「街中ににぎわいを」当初からの思い継続

南ドイツの名物料理「シュバインス・ハクセン」

南ドイツの名物料理「シュバインス・ハクセン」

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 浜松・中央の「はままつ地ビール工房 マイン・シュロス」(浜松市中区中央、TEL 053-452-1146)が3月27日、20周年を迎えた。

提供している4種の地ビール

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 ドイツ仕込みの地ビールと料理を提供する同店。1994年のビール製造免許の緩和、「地ビール解禁」を受け地元の街中のにぎわいに貢献したいとの思いから1997年に創業。「お客さまのお城で楽しく幸福なひとときを過ごしてほしい」とのコンセプトから、店名はドイツ語で「私の城」を意味する「マイン・シュロス」と付けた。

 店舗面積は約350坪。席数はテーブル360席。ドイツ風の中世の城壁をイメージした入り口をはじめ、内装もドイツ風に、直輸入した椅子やテーブルを並べ、ビールの醸造設備も見ることができる。店内にはステージも用意する。

 オープン1年目の来客数は約24万人。順調なスタートを切ったがオープン景気が一段落した2年目には急速に来客数が減少。営業時間や人員体制の修正などを行い、5年目ごろから徐々に経営が安定したという。

 開店当時から小規模で行っていたイルミネーションは2003年に電球からLEDに変更。2004年から本格化し、2005年にはLEDメーカーのカタログにも掲載。現在も継続して開催し、冬の恒例イベントとなり市民の目を楽しませる。2008年には浜松商工会議所地域ブランド「やらまいか浜松」に認定。敷地内のギャラリーや中庭を地元の市民や企業に提供して展示や企画なども行い、地域の活性化も担う。

 地ビールはホップの香味が特徴のデュッセルドルフで発展した濃色ビール「アルト」、苦味の少ないフルーティーな味わいでバイエルン地方の淡色ビール「ヴァイツェン」、すっきりとしたキレのある味の黄金色の淡色ビール「ヘレス」、本場のコクを味わえる黒ビール「ミュンヘナー」(以上300ミリリットル=470円~)の4種を用意。

 フードメニューはオープン当初からある豚すね肉を焼いた南ドイツの名物料理「シュバインス・ハクセン」(3,780円)や、「ドイツ・ソーセージ盛り合わせ」(ボイル3本入り=1,320円~)、ドイツでビールのおつまみとして親しまれる塩味のパン「プレッツェル」(390円)などドイツ料理を8種類。そのほか、肉料理やオードブル、ピザ、デザートなど約40種をそろえる。

 社長の中山彰人さんは「経営的に難しい時期もあったが、地元のにぎわいに貢献したいという当初からの思いが、ぶれることが無かったので20年継続できたのではないか」と振り返る。「まだまだ同店を知らない人もいらっしゃるので、20周年を迎えて改めて音楽イベントや各種の企画などでPRしていけたら」とも。

 営業時間は、11時~14時30分、17時~23時(土曜・日曜・祝日=11時~23時)。月曜定休(祝日は営業)。

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