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浜松で地元産の織物イベント 伝統技術の実演や体験なども

前回のイベント開催時の様子

前回のイベント開催時の様子

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 浜松・千歳のコワーキングスペース「Any」(浜松市中区千歳町)で5月20日・21日、浜松の織物を紹介するイベント「はままつ染め織りマーケット」が開催される。

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 日本各地で綿作が広まった江戸時代中期以降、遠州は良質の綿産地で全国に先駆けて機織りが盛んになった。1845年に井上正春が上野(こうずけ)館林(現在の群馬県館林市)から浜松藩主となり木綿技術を伝え、さらに織物が発展したという。

 2016年5月に、「せんいのまち浜松」の魅力を紹介する「みんなのはままつコレクション」を開催。今回、歴史ある織物の産地としての浜松や「染め」「織り」の技術、浴衣、着物、シャツ、小物などのアイテムを継続的にPRするため、名称を新たに「はままつ染め織りマーケット」と変更し開くことにした。

 当日は、企業や商店など約20団体が参加。地元産の繊維製品の販売と同時に、「二橋染工場」(中区常盤町)は染料を注いで染める伝統技法「浜松注染そめ」の実演、「武藤染工」(中区茄子町)はシルクスクリーン型を使ったプリント実演とオリジナル柄のバンダナ型染め体験を行う。ほかにも、遠州縞(じま)の歴史をたどる紙芝居「遠州縞ものがたり」や遠州織物をシャツで楽しむ「はままつシャツ部ファッションショー」、普段着の着物を紹介する「ゆかたと着物アレコレ」など多くのプログラムを用意する。

 「若い人から年配の人まで、皆さんに足を運んでいただきたい。参加した企業や商店の人たちの次の活躍や展開につなげられたら」と市産業部の杉浦健太さん。「今後も織物の産地として、歴史や価値を伝えていきたい」と話す。

 開催時間は10時~18時(21日は17時まで)。

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