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浜松・元城町に居酒屋が移転リニューアル 客に合わせた料理や盛り付けで

提供される料理

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 浜松・元城町に6月27日、居酒屋「はんなり」(浜松市中区元城町、 TEL 053-456-4008)が移転オープンした。

落ち着いた雰囲気の和モダンな店内

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 店主の牧野真也さんは、同所向かいの店舗で8年間同店を経営しており、大人数の来店客にも対応できる店舗規模にしたいと考えていた。大家に相談を持ち掛けたところ、偶然にも向かい側に希望に合う広さの物件が空いていると紹介された。近くであれば常連客にも分かりやすく、来てもらいやすいと考えた牧野さんは移転を決意。移転したことが常連客に分かりやすいように、以前のスタイルを感じさせる店舗テザインにした。

 店舗面積は約34坪。テーブル13席、カウンター10席、個室24席の計47席。店内は移転前の和の雰囲気を残し、明るさを落とした照明で落ち着いた空間を演出。明るめの木材と黒色の床材を使い、和モダンな内装に仕上げた。個室は掘りごたつになっており、接待でも使いやすいように、個室・トイレ・通路の配置は視線が気にならないような設計になっている。テーブル席の机と椅子は年配の方へも配慮した高さで、通常より低く設置。「幅広い世代の人に、さまざまなシチュエーションで使っていただきたい」と牧野さん。

 メニューは「出し巻き玉子」や「ごぼうの唐揚げ」などの一品料理や、「和牛の串焼」や「牛カツ」、地鶏の「竜田おろしポン酢」などの肉料理のほか、その日に仕入れた魚で刺し身や煮魚なども提供する。あえて産地にはこだわらず、自分が良いと思った旬の食材を調達。和牛の一品料理には鹿児島産の和牛を使用。脂が乗っているだけではなく、赤身と脂のバランスが良いため、肉の味がしっかりとしているという。「いい素材を選ぶだけでなく、その素材に一番適した保存方法や調理法、味付けで他に負けないものを提供する」と牧野さん。メニュー表にはあえて値段を記載せず、人数に対して盛り付ける量や食べ方などを聞くことで来店客との会話のきっかけにし、提供する。ほかにも、可能であればメニューに載っていない料理を即興で調理して提供するなど、それぞれに合わせて対応する。

 ドリンクは約70種類を用意。ビールや日本酒、焼酎、カクテルなど幅広いアルコールを取りそろえる。中でも日本酒に力を入れ、これまで提供していた甘みとうま味を備えるバランスの良い「而今(じこん)」(1,150円)のほか、コクと深いうま味を追求した「白隠正宗(はくいんまさむね)」(860円)、心地よい香りと喉越しの「英君(えいくん)」(980円)などを新たに取り扱う。今後は月替わりでお薦めの日本酒を提供していく予定。

 「お店の規模は大きくなったが、一人一人のお客さんとの会話を大切にしていきたい」と牧野さん。「お店の雰囲気やスタッフとの会話で、また来たいと思ってもらえるようなお店にしていき、長く継続していけたら」とも。

 営業時間は17時30分~24時。日曜定休(月曜が祝日の場合は休み)。

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