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浜松・入野町にカレー専門店 4種のカレーと季節野菜のグリル提供

とろとろの牛肉の「ビーフカレー」

とろとろの牛肉の「ビーフカレー」

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 浜松・入野町に9月13日、カレー専門店「Hot Farm Grill(ホットファームグリル)」(浜松市西区入野町、TEL 053-401-3003)がオープンした。

地元の野菜が並ぶサラダバー

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 トマト「アップルスター」やレタスの生産のほか、野菜の卸事業を展開する「ホットファーム」が運営する同店。静岡県は日本一農産物の品目が多く、浜松だけでも約100品目を数え、農家の数も全国でトップクラスだという。料理を通じて地元野菜やあまり知られていない農業の事実を伝えようと、今年から飲食店事業を開始。同じコンセプトで居酒屋も経営しているが、主婦や子どもにも食材の良さを伝えようと、日中に経営ができるカフェスタイルのカレー専門店としてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約18坪。テーブル18席、カウンター12席の計30席。木のぬくもりで温かみのある内装。店内に設置された黒板で、メニューに使われる食材や農家の紹介をする。メインターゲットの主婦層だけでなく、昼時にはサラリーマンなども入店しやすいようにカウンター席を多く取っている。

 メニューは、とろとろの牛肉の「ビーフカレー」(1,180円)や黒ビールでじっくり煮込んだ豚肉の「ポークカレー」(1,080円)、自社農場で生産したトマトを使った「チキンカレー」(980円)、ココナツミルクとフレッシュハーブを使った「スパイシーチキンカレー」(1,180円)の4種類を用意。全ての商品に地元で採れた季節の野菜をグリルして添える。素材の味をそのまま味わってほしいという思いから、グリルのみで提供しているという。

 サラダバー(380円)は、地元の生野菜やサラダなど約15種類がならぶ。レタスだけでも地元の農家が作った3~8種類を用意。それぞれ色合いや食感が違い、同社の生産するレタスはくさみがなくシャキシャキと歯ごたえの良いレタスだという。中には生のマッシュルームなど珍しい野菜も用意。ドレッシングも全て自家製で、梨ドレッシングのように特徴的なものも提供する。

 「季節に合わせてカレーの野菜やサラダバーの野菜が替わるので、同じカレーを頼んでも毎月違った味を楽しむことができる」と統括マネジャーの梅林泰彦さん。「浜松は農業の町だということが知られていない。地域の良い食材を地域で楽しみ、料理を通して生産者や食材のすばらしさを伝える場にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~14時。日曜定休。

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