冷めてもおいしい「おべんとう米」-浜松の弁当箱会社が発売

冷めてもおいしい米「おべんとう米」

冷めてもおいしい米「おべんとう米」

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 浜松・丸塚のランチ雑貨用品の製造卸業を営む「イエロースタジオ」(浜松市東区丸塚)が「おべんとう米」を本格発売して1カ月が経過した。

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 同社は弁当箱をメーンにはし、ランチバック、ボトルなどを業者向けに卸していたが、4年ほど前からネットで弁当箱などの一般販売も行っている。

 もともと「食」に関する商品を扱っている同社。「弁当箱を扱うなら、おいしいお米がいい」という考えから、冷めてもおいしいご飯の調査を行った。米の専門家から富山産、福島産、新潟産の米が良いことを知り、静岡県立大学食品栄養学部の貝沼やす子教授の協力の下、学生を対象に「人の感覚で味を調査する」官能検査を行った。その結果、富山県朝日町産と福島県会津喜多方産のコシヒカリが最も「冷めてもおいしい米」となり、同商品が生まれた。

 その季節で最もおいしく食べられる米を富山産と福島産を切り替えて販売している同商品。現在はネット販売のみだが、「今後は店頭での販売も検討していく」(同社企画・デザイナーの宮田悦次さん)という。

 価格は送料込みで1キロ1,500円。1キロ単位で販売する。また、米の精米レベルである「分づき」を玄米、1分づき、3分づき、5分づき、7分づき、白米の中から選ぶことも可能。「米で最も栄養価が含まれている表皮やヌカを捨ててしまうのはもったいない。玄米で食べるのは大変だが、7分づきなら白米とそれほど変わらないで食べることができる」と宮田さん。

 7月1日から本格発売を始めた。「購入した方からは『おいしい』との声をいただいている。これからはほかにもおいしい米を掘り出して、安く販売したい。ご飯がおいしいく食べられることが一番」とも。

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